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鍋屋上野浄水場[なべやうえのじょうすいじょう]
鍋屋上野浄水場(なべやうえのじょうすいじょう)は愛知県名古屋市千種区宮の腰町にある名古屋市上下水道局の浄水場。 == 概要 == 名古屋市に上水道を敷設するにあたって最初に建設された浄水場で、1910年(明治43年)5月に着工、1914年(大正3年)3月に竣工し同年9月から給水を開始した。犬山市の犬山取水場から取水した木曽川の水は、緩速ろ過系は春日井市の鳥居松沈殿池を経て鍋屋上野浄水場まで自然流下で送られている。急速ろ過系は木曽川の取水口から鍋屋上野浄水場に直接着水する。処理された水は、東山配水場や猪高配水場などを経由し、名古屋市内へ給水されている。 浄水施設として、水道創設当時から3期に渡って拡張工事が行なわれた緩速ろ過系統に加えて、1934年(昭和9年)に設置された急速ろ過系統がある〔。1987年(昭和62年)から1998年(平成10年)にかけて設備棟や本館の建設に加えて施設の更新を行ない、1日の最大処理能力は29万立方メートル〔。2010年度(平成22年)からは、東山管理事務所の廃止・統合に伴い市内各所の配水場の連携運転もここから行なわれている。また緩速ろ過池については、14池あったものを総面積・処理能力はそのままで12池とする全面改修工事(耐震化を含む)を2010年6月から行なっており、2013年(平成25年)12月の完成を目指している。 水道施設であるため通常は敷地施設内への立ち入りが規制されているが、毎年6月の水道週間に合わせて行なわれる「水フェスタ」の1日のみ、敷地内一部について一般開放が行われる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「鍋屋上野浄水場」の詳細全文を読む
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