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鍛冶屋敷遺跡[かじやしきいせき] 鍛冶屋敷遺跡(かじやしきいせき)は、紫香楽宮に関連した遺跡のひとつで、紫香楽宮跡と宮町遺跡の間にある。新宮神社遺跡や北黄瀬遺跡とともに2010年5月21日に国の史跡に指定された。 銅製品を鋳造した大規模な官営工房群が確認され、坩堝(るつぼ)などが多数出土していることや、紫香楽宮跡のある場所から少し山を下った所にあることから、甲賀寺の幻の紫香楽(信楽)大仏建立に使われる銅を供給していたと考えられている。 当遺跡は、新名神高速道路の信楽IC建設工事中に本線と料金所を結ぶランプ上に発掘された。遺跡が位置する場所は、当初の計画では盛土構造で遺跡は完全に喪失する工法であった。しかし、滋賀県教育委員会と当時の信楽町教育委員会が2004年9月に「古代史を理解する上で欠くことができない」として、遺跡の現地保存を旧日本道路公団(JH)に要請、2005年4月20日に両教育委員会とJHが、当初の計画からあった隼人川と市道を跨ぐ140mの橋梁を遺跡側に50m延長し、橋梁で遺跡を跨ぐ橋梁構造に工法変更することで合意した。これにより遺跡の喪失は免れることになったが、インターチェンジの工費が約1億円増加した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「鍛冶屋敷遺跡」の詳細全文を読む
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