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鎌大師[かまだいし]
鎌大師(かまだいし)は愛媛県松山市に所在する仏堂である。山号は鴻乃山。本尊は弘法大師。四国八十八箇所番外札所、花へんろ第一番札所。鎌大師堂とも。 == 概要 == 伝承によれば、平安時代、空海が四国巡錫中に、泣きながら鎌で草を刈っている少年を発見した。わけを聞くと、疫病で少年の姉は死に弟も瀕死の状態で、このままでは皆死に絶えてしまうと答えた。そこで空海は少年の鎌で木片に自分の像を刻み、像に祈るよう伝えて去った。言われるままに像を祀り祈ったところ、たちどころに弟や村人の病が癒えた。その後、堂を建て村人によって祀られ、鎌大師と呼ばれるようになったと言われる。 江戸時代、遍路の祖と言われる真念が著した『四國邊路道指南』に「かうの坂、ふもとに大師堂」と記されており、江戸時代には仏堂が存在していたことが窺える。 当寺は早坂暁脚本のNHKドラマ「花へんろ」の舞台となった。 著名な庵主に『花へんろ一番札所から』『お遍路でめぐりあった人びと』『人生は路上にあり』等を著した手束妙絹(てづか みょうけん)尼がいたが、高齢を理由に平成15年(2003年)に引退し、平成23年(2011年)1月入寂した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「鎌大師」の詳細全文を読む
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