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鎌田 慧(かまた さとし、1938年6月12日 - )は、日本のルポライター、ジャーナリスト、ノンフィクション作家。 == 来歴・人物 == 青森県弘前市出身。青森県立弘前高等学校卒業後に上京し、零細工場で働く。カメラ工場の見習工、筆耕者養成学校の印刷工などを経て、早稲田大学第一文学部露文科に入学。 大学卒業後、業界紙(鉄鋼新聞社)記者を経てフリーライターとなる。トヨタ自動車の期間工の経験をもとに『自動車絶望工場』を発表〔〈時の回廊〉鎌田慧「自動車絶望工場」 夢も希望も奪い去る労働 朝日新聞 2012年4月13日〕、社会派ルポライターとして注目を集める。以後、被差別者・底辺労働者など、弱者の立場に拠ったルポルタージュを数多く執筆。著作はすでに120冊以上ある。 1990年(平成2年)、『反骨 鈴木東民の生涯』で新田次郎文学賞受賞。翌年、『六ヶ所村の記録』で毎日出版文化賞受賞。1994年(平成6年)に発表した葛西善蔵の評伝『椎の若葉に光あれ』をはじめ、大杉栄、太宰治などを題材に、伝記も多数執筆している。 鎌田はかつて、成田空港反対運動に加わっていたこともある〔成田空港・開港30周年:わたしは思う/2鎌田慧さん/千葉 毎日新聞 2008年5月5日(2008年5月6日時点のアーカイブ)〕など、社会運動にも深くかかわり、新日本文学会の解散のときに編集長もつとめていた。 脱原発をめぐっては、大江健三郎、坂本龍一、内橋克人、澤地久枝、瀬戸内寂聴、鶴見俊輔、落合恵子、辻井喬などと「さようなら原発」運動を呼びかけ、1000万人署名、17万人集会(2012年7月)を実施した。 「九条の会」傘下の「マスコミ九条の会」呼びかけ人を務めている〔マスコミ九条の会(よびかけ人はだれですか) 〕。 安保関連法案に反対する2015年8月30日の国会前デモでは、「戦争をさせない1000人委員会」の呼びかけ人の一人として壇上に立ちスピーチした。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「鎌田慧」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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