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鎖(くさり、coil chain)とは環状の部品を繋げて線状にしたもの。複数連結され鎖を形成している個々の素子を鎖素子という〔意匠分類定義カード(M1) 特許庁〕。 鎖は施錠や、タイヤチェーン、あるいはチェーンブロック、吊り具などの楊荷などに使われる(ワイヤーを使うものはクレーンやウインチを参照。)。 小さなものにはネックレスなどの装身具用、大きなものには船の投錨用がある。 主に用途にもよるが、素材には古くからある鋼製の他、それを表面処理したもの、強度を高めた物、ステンレス鋼、プラスチックなどがある。 == 形状別の種類 == * 長鎖環(ロングリンクチェーン) : 一般にみかけるもの。 * 短鎖環(ショートリンクチェーン) : 一般にみかけるもの。 * 雑用鎖 * 捻り鎖 : 繋いだ鎖の環をひねったもの(ひねってつぶしたものは喜平と呼ばれる)。装飾用のツイストチェーンなどでは、何重にもひねって中央を棒状にしたものも存在する。 * ビクター鎖 * マンテル鎖 * サッシュ鎖 : 打ち抜きチェーンともいう。 * ラダーチェーン : はしご状に繋いだ鎖。 * ロープチェーン : ひとつの環のなかに2本以上の環を重複して繋いだ鎖。装飾用のものはハワイアンジュエリーなどで多く用いられる。 * ローラーチェーン : ローラー、ブッシュ、内側プレート、外側プレート、軸の組み合わせで一単位として構成され、スプロケットと使用することにより主に動力の伝達に用いられる鎖。 : * 喜平(きへい) : 繋いだ鎖の環をひねってつぶしたもの。騎兵の馬に施された装飾に由来する呼称。ネックレスなどの装身具にも使われる。二面・四面・六面・八面など面取りした物もあり、環を二重に繋いだ「W喜平」なども存在する。 : また、それぞれの環を長く伸ばした「長喜平」や、ひねってつぶした環の長いものと短いものを交互に組み合わせた「フィガロチェーン」なども存在する。 * 玉鎖(たまぐさり) : ボールチェーンとも呼ばれる。線材ではなく金属球をつなげて鎖状にしたもので、構造的に加重に対する強度は求められない。チェーンの両端をコネクタで接続することでリング状にすることもできる。ステンレス製のものは浴槽や洗面台の排水栓の遺失防止などに用いられている。 : リング状にしたものはネックレスなどの装飾用にも用いられる。装飾用のボールチェーンはステンレス製のほかにも、金や銀などの素材が使われる事もあり、また球面ではなく多面体的なカットを施したものもある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「鎖」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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