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鎧地蔵堂
鎧地蔵堂(よろいじぞうどう)は、奈良県奈良市紀寺町にある地蔵堂である〔奈良市史 社寺編 p.118〕。紀寺町中においても通称「笠屋町」と呼ばれる一帯の角にあり、道を隔てて南側は通称「地蔵町」と呼ばれる〔。本尊として鎧地蔵石像〔勝軍地蔵とも呼ばれる(奈良市史)。〕をまつる〔。 == 歴史 == 福智院伽藍古絵図によると、福智院敷地境界の四隅に勝軍地蔵〔勝軍地蔵とは、坂上田村麻呂が蝦夷征伐の際、鎧を着けた地蔵菩薩を作って戦勝を祈願したのが始まりで、足利尊氏も信仰していたと言われる(ドラマチック奈良)。〕の祠が描かれており、この鎧地蔵堂が巽角の勝軍地蔵祠である可能性がある〔ドラマチック奈良 p.77〕。ただし、鎧地蔵尊縁起には福智院勝軍地蔵に関する記録はない〔。 縁起では、「笠屋町の大火の際、この堂の隅にまで火の手が迫ったが、火災には至らなかった」と記されており、また町内では、「第二次世界大戦において、笠屋町出身兵士の戦死者が出なかったのは鎧地蔵のおかげ」と信仰を集めている〔。毎年7月23日の地蔵盆は盛大に行われる〔〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「鎧地蔵堂」の詳細全文を読む
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