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井上雪子 (女優)[いのうえ ゆきこ]
井上 雪子（いのうえ ゆきこ、1915年（大正4年）6月5日 - 2012年（平成24年）11月19日）は、日本の女優である。大阪松竹楽劇部時代の芸名は「鐘 一子」〔（かね かずこ〔『東京人』 都市出版、2005年4月号、124頁。〕）。
== 来歴・人物 ==
兵庫県神戸市北長狭通生まれ。父親はオランダ人である。神戸市立下山手小学校、カナディアンアカデミー、大阪松竹楽劇部を経て、1930年、鈴木傳明にスカウトされて松竹蒲田撮影所に入社する。1931年に小津安二郎監督の『美人哀愁』で主演に抜擢され、翌年の『春は御婦人から』にも出演するが、いずれもフィルムが現存しない。そのほか、斎藤寅次郎監督の喜劇映画などに出演した。1934年の『限りなき舗道』に出演したのち、松竹を退社。1936年、『東京-大阪特ダネ往来』に特別出演する〔。
2003年、小津安二郎生誕100年記念シンポジウム「OZU 2003」に登壇する。2004年、第5回東京フィルメックスにて上映された塩田明彦監督の『カナリア』で、68年ぶりの映画出演を果たす。
2012年11月19日、老衰のために死去。97歳没〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』
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