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長崎電気軌道1050形電車(ながさきでんききどう1050がたでんしゃ)は、長崎電気軌道が1976年(昭和51年)3月に仙台市交通局(仙台市電)より購入した路面電車。仙台市電での形式名称はモハ100形。 == 概要 == 1952年(昭和27年)7月に新潟鐵工所で製造された。当初は前面3枚窓、前後扉、ポール集電だったが、のちに集電装置をポールからビューゲルに改装、1965年にワンマン化改造されて非対称の2枚窓、前中扉となり、集電装置もZパンタになった。全線廃止まで使用された。 1976年3月、仙台市電が全線廃止された際に長崎電気軌道が5両を購入した。長崎電気軌道での運行開始にあたり、西鉄産業で改造工事が実施されている。台車は軌間が異なるために西日本鉄道(西鉄)北九州線の廃車車両の発生品であるK-10形に交換されているほか、一部の機器は自社保有の予備品に取り替えられている。1976年10月6日から営業運転が開始された。 形式の「1050形」は、仙台にちなんだ「1000台」と、運行開始した昭和51年にちなんだ「50台」を組み合わせてつけられた。 現在は1051が唯一現存している。同車は1985年(昭和60年)に開業70周年記念事業の一環として仙台市電当時の塗色に戻されており、冷房装置がないため通常の営業運転では使用されないが、イベント時などには臨時運行される。方向幕が小さいため系統番号を併記できず、系統板を掲出して表示する。長崎スマートカードにも対応済み。 2011年(平成23年)3月から4月にはこの車両がかつて仙台市を走っていたことにちなみ、「がんばれ!!東北号」として東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)被災地支援のための募金箱を設置して運行された(1号系統で1日5往復程度運行)。 側扉は前中とも引戸式。ステップは他の車両より高い。 ; 旧番→新番 : モハ117 → 1051 : モハ118 → 1052 : モハ119 → 1053 : モハ121 → 1054 : モハ124 → 1055 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「長崎電気軌道1050形電車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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