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長柄横穴群(ながらよこあなぐん)は、千葉県長生郡長柄町にある横穴墓群(横穴式の集合墳墓)である。1995年国の史跡に指定。 ==概要== 長柄町は東上総の内陸部に位置する丘陵地形の多い町で、隣接する茂原市、長南町などとともに横穴墓の分布が密な地域である。 横穴墓は明治期以来識者の間で注目され、1975年には町史編さん事業に関連して、町域全体にわたる詳細な分布調査が行われた〔大塚初重・小林三郎・熊野正也編『日本古墳大辞典』東京堂出版、1989年、429頁。〕。 当町内には源六谷、鴇谷、汲井谷など合計25の横穴墓群が所在し、その総数は324基以上に達する。 その特徴としては、高壇式の横穴墓が多いこと、大型のものが多くかつ家形天井など技巧的に優れた造作が多々みられること、複数の整然とした棺座を備えていること、特に源六谷横穴群は人と馬、水鳥、蛇などの線刻壁画をもつものがあることなどがあげられ、その構築技術の高さ、密集度は全国でも屈指と言われる。 副葬品が発見されていない為、築造年式ははっきりしていないが、7世紀末から8世紀初めと推定されている〔史跡長柄横穴群 ちばの観光まるごと紹介 〕。 2010年からガイダンス施設「史跡長柄横穴群資料館」が一部オープンしている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「長柄横穴群」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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