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長江 健次(ながえ けんじ、1964年7月17日 - )は日本の俳優、タレント、スノーボーダー。大阪府豊中市出身。所属事務所はアキヤマ・オフィス。大阪府立渋谷高等学校卒業。大阪芸術大学中退。 == 来歴・人物 == * 幼少の頃から学校では笑いを集める人気者だった。中学生時代から、地元・大阪で素人出演の番組に頻繁に出演し、物真似を中心とした芸を披露していた〔出典:別冊ラジオパラダイス「DJ名鑑」(1987年刊)〕。 * 高校在学中、フジテレビのバラエティ番組『欽ドン!良い子悪い子普通の子』の出演者の一般公募オーディションに参加したが、落選(フツオ役に山口良一、ヨシオ役に西山浩司が決まったが、ワルオ役が決まっていなかった)。オーディション終了後、会場にまだ残っていた長江に萩本欽一が目を留め、そのあまりにも普通な風体にインスピレーションを感じて、オーディション時とは違う「フツオ役」を演じさせてみたところ見事にイメージに嵌った。その場で一転して「合格」となりフツオ役を与えられた。後日、配役が変更となり、西山がワルオ役、山口がヨシオ役に廻された。 * 1981年4月6日、『欽ドン!良い子悪い子普通の子』放送開始に伴いフツオ役でデビュー(「父親と高校生の息子の会話」の設定で、父親からの問いかけ(お題)に普通の子・良い子・悪い子がそれぞれ答える三段オチのコント形式コーナー)。第1回放送で父親役の萩本欽一の頭を叩いて笑いを取るが、収録後に「エスカレートさせないと笑いを取り続けられない」「フツオ=普通の子は親の頭を叩かない」と萩本から説教され、その後は全て萩本の指示通りに演じていたという。 * コーナーで萩本とのやり取りの後、居間から出る時の決めゼリフだった「…な!!」が流行し、一躍ブレイク。街中で声を掛けられるなど人気者となったが、一般の人にものまねされるのは面白くなかったとのこと。松田聖子のファンを公言したことで、松田聖子のファンから反感を買い学校の登下校で待ち伏せされたこともあったという(知人たちがシャットアウトしてくれたため危害を受けることはなかった)。 * 共演したヨシオ役の山口良一、ワルオ役の西山浩司と「イモ欽トリオ」を結成。瞬く間に人気ユニットとなり、ティーン向けアイドル雑誌にもしばしば取り上げられた。1981年8月5日にリリースしたシングル「ハイスクールララバイ」は、150万枚を売り上げ、1981年度オリコンチャートでも4位を記録する大ヒットとなる。しかし大学受験等を理由に東京での仕事を減らし、1982年3月に番組を降板、同時にイモ欽トリオを脱退した(二代目フツオ役は後藤正が担当となる)。 * 大学進学を機に、関西をメインに芸能活動を再開する。1982年から1985年まで毎日放送(MBSテレビ)で放送された『突然ガバチョ!』で笑福亭鶴瓶とともに司会を務め、明石家さんまとの『MBSヤングタウン』での共演もこの頃で、関西地区での人気を確かなものとする。しかしこの芸能活動再開は、萩本欽一をはじめ東京での芸能活動時の所属事務所や関係者に対して一切の相談も断りもない形での再開だったため、萩本らの逆鱗に触れ(事実上、萩本は「破門」の烙印を押した)、長江は現在の事務所の前身となるヤングジャパングループに所属するまで、東京での芸能活動が制限されていた。「欽ドン」の同窓会番組などでも、主要レギュラーメンバーで、長江だけが呼ばれていないことが続いていた。しかし近年では、萩本欽一とも和解したと見られており(「破門」も解かれた)、「欽ちゃんファミリー」が集まる番組の多くに出演するようになり、2007年の『24時間テレビ』でのマラソン応援など、萩本との共演の機会も度々見られるようになった。 * また俳優としても、テレビドラマ・映画のみならず、多数の舞台に出演。その一方で趣味のスノーボードを活かし、プロの大会への参加やインストラクターとして活躍している。オリンピックの選考会にも出場した本格派であり、藤森由香と竹内智香のコーチを務めていたことでトリノオリンピックではコーチとして参加している〔スノボ元五輪候補 長江健次がメダルに大喜び「すっごい快挙」 スポーツニッポン 2014年2月13日閲覧〕。長江健次スノーボードスクールでインストラクターとして後進の育成に努める一方、白馬五竜スキー場において自身の名前を冠した4時間耐久レースなども開催している。 * ライブハウスを中心に音楽活動も活発に行っている。2014年7月には神戸チキンジョージで50歳を記念したライブ『長江健次生誕50周年記念LIVE「健次の五十路」〜今回はバンドでやっちゃいます〜』には、山口と西山がゲスト出演して『ハイスクールララバイ』を披露した。2015年1月24日には同店で「イモ欽トリオ」名義のライブを行った〔神戸チキンジョージ 2015年1月公演スケジュール 〕。「イモ欽トリオ」名義で有料でライブを行ったのは初めてである(フリーライブやテレビ番組の企画のライブは数回ある)。また、同年8月には、『ハイスクールララバイ』を作詞した松本隆の作詞活動45周年を記念したコンサート『風街レジェンド2015』に参加する予定である。 * 双子の男児の父親。大阪の自宅とともに東京での活動拠点として都内に別宅を持っている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「長江健次」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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