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長調による12の練習曲(Douze études dans tous les tons majeurs )作品35は、シャルル=ヴァランタン・アルカンによって1847年に出版されたピアノ用の練習曲集。全12曲からなっており、フランソワ=ジョゼフ・フェティスに献呈された。同様に12曲からなる「短調による12の練習曲」作品39と対を成している(この曲もフェティスに献呈されている)。 == 楽曲 == 「短調~」同様、イ長調に始まり、下降五度循環によりホ長調で完結する。 *第1番 イ長調 アレグレット *第2番 ニ長調 アレグロ *第3番 ト長調 アンダンティーノ *第4番 ハ長調 プレスト *第5番 ヘ長調 アレグロ・バルバロ:ヘ長調にもかかわらず♭が一度も使われない(リディア旋法)。 *第6番 変ロ長調 アレグラメンテ *第7番 変ホ長調 隣村の火事(L'incendie au village voisin) アダージョ―アレグロ・モデラート―アンダンテ *第8番 変イ長調 レント・アパッショナート *第9番 嬰ハ長調 対位法(Contrapunctus)ゆったりと *第10番 変ト長調 愛の歌―死の歌(Chant d'amour – chant de mort: Et quando expectavi lumen, venit caligo) アダージョ:タイトルのように、最後は嬰ヘ短調に暗転して終わる。 *第11番 ロ長調 *第12番 ホ長調 アンダンテ:アルカンがよく用いた5拍子系(16分の10拍子)の曲。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「長調による12の練習曲」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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