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長谷正當[はせ しょうとう] 長谷正當(はせ しょうとう、1937年12月26日〔『現代日本人名録』2002年〕 - )は、日本の哲学・宗教学者、京都大学名誉教授。
==来歴== 富山県生まれ。京都大学文学部哲学科卒、1965年同大学院文学研究科宗教学専攻博士課程満期退学。76年京都大学文学部助教授。88年「象徴と想像力」で京大文学博士。89年教授。2000年定年退官、名誉教授、大谷大学教授、客員教授。2009年退職。 はじめベルクソンを研究し、のち浄土教研究へ展開した。ヨーロッパ思想ではフランス近現代の研究を中心とし、著書『象徴と想像力』(1987年)は、独自のポール・リクール研究を纏めた一冊である。この著は、単なるリクール解釈を超えて、「自由」と「悪の問題」といった著者の実存的問題を展開し、シモーヌ・ヴェイユなどにも多く言及されている。1990年代には新たにエマニュエル・レヴィナスの思想を自らの問題意識から探求した。京都大学退官後には浄土思想三部作ともいうべき三つの著書、『欲望の哲学』(2003年)、『心に映る無限—空のイマージュ化』(2005年)、『浄土とは何か—親鸞の思索と重度における超越』を刊行し、その思想の軸が浄土思想にあることをより明確に世に知らしめた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「長谷正當」の詳細全文を読む
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