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長谷部安春 : ウィキペディア日本語版
長谷部安春[はせべ やすはる]

長谷部 安春(はせべ やすはる、男性、1932年昭和7年)4月4日 - 2009年平成21年)6月14日)は、日本の映画監督演出家東京府出身。東京都立新宿高等学校早稲田大学文学部仏文科卒業。作家のハセベバクシンオー女優長谷部香苗は実子。
== 略歴 ==
早稲田大学卒業後、脚本家の松浦健郎に師事し、雑誌編集者を経て1958年(昭和33年)に日活入社。鈴木清順らの助監督を務めた後、1966年(昭和41年)『俺にさわると危ないぜ』で監督デビュー。代表作である『野良猫ロック』シリーズ、『流血の抗争』などのハードボイルド・アクション作品を多数手掛け、澤田幸弘小澤啓一らとともに「日活ニューアクション」路線を支えた。その後日活専属フリーを経てフリーとなる。
以降、現代劇・時代劇とジャンルを問わず活動するが、特に『暴行切り裂きジャック』『犯す!』といったロマンポルノ作品では、バイオレンス性を前面に出した独自の映像世界を確立した。1960年代後半には円谷プロ制作の1時間ドラマ『恐怖劇場アンバランス』(放送は1973年)でテレビ作品に初参加し、外部監督としては唯一2本を演出。円谷プロでは後に『帰ってきたウルトラマン』『ウルトラマンA』などの企画にも関わった。
いまや1980年代を代表する刑事ドラマの一つとされる『あぶない刑事』だが、もともとは企画段階から長谷部がプロデューサーとともにさまざまなアイディアを出し作り上げたもので、テレビシリーズも長谷部が一番多くメガホンを取っており、自身最大の代表作ともいえる。また、同時期に製作されていた刑事ドラマ『ジャングル』においても中核ディレクターとして参加した。
編集者時代は藤井鷹史(ふじい たかし)という筆名で執筆活動を行っており、その後も脚本執筆時には主にこの筆名を使用していた。
2009年平成21年)6月14日午後5時7分、肺炎のため川崎市宮前区の病院で死去した。。息子のハセベバクシンオーの小説が原作の映画『相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿』が遺作となった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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