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門司区[もじく]
門司区(もじく)は、北九州市を構成する7区の行政区の一つである。 == 地理 == 日本の九州の最北端に位置しており、企救半島の大半の地域を占めている。 奈良時代には門司に関所が置かれていたことが知られ〔「延暦15年11月21日太政官符」『類聚三代格」巻16、なお同官符は延暦15年(796年)に九州からの船が門司を通過しなくても良い例外を定めたものであり、関所はそれ以前から設置されていたことになる。〕、鎌倉時代には北条得宗家の所有〔「将軍守邦王袖判過書案」『鎌倉遺文』28695号、ただし同書を奉じているのは御内人(北条氏直臣)の長崎高資であるため北条高時の命で出された「元亨4年3月9日長崎高資奉書案」とするのが正しい(須田、2011年、P134)。〕となり、鎌倉幕府滅亡後に足利尊氏に恩賞として与えられた〔「足利尊氏所領注文案」『南北朝遺文 九州編』6916号。〕。南北朝時代には周防国の大内氏が長門国と豊前国に進出し、関門海峡の両岸を支配した。門司の領主とみられる門司能秀が文明年間に大内氏の奉行人であったことが知られている〔須田牧子「日朝国家間外交における大内氏の地位」『中世日朝関係と大内氏』(東京大学出版会、2011年)〕。 近代は石炭の積み出しや貿易の中継基地としての役割をもつ港湾都市として栄えた。関門海峡を挟んで位置する山口県下関市との間に関門連絡船や関門トンネルが整備され、本州から九州へ入るときの玄関口でもあるため、下関市との関係が強い。また企救半島東部の周防灘に面した新門司地区にはフェリーターミナルがある。 近年、中心部は門司港レトロ地区の整備により観光化が進んでいる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「門司区」の詳細全文を読む
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