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門脈体循環シャント[もんみゃくたいじゅんかんしゃんと] 門脈体循環シャント(もんみゃくたいじゅんかんシャント、英:portosystemic shunt;PSS)とは門脈系と全身性静脈系との間に短絡血管が生じ、異常な交通路が形成された状態。門脈体循環シャントにより胃腸菅からの静脈血が肝臓を経由せず直接体循環に流入するため、必要な栄養素が肝臓に供給されないあるいは肝臓による代謝が行われないため、種々の臨床症状を呈する。肝外性シャントと肝内性シャントに分類され、肝外性シャントの方が多い。症状として成長不良、体重減少、腹水貯留、尿石症、神経症状などが認められる。尿検査では尿酸アンモニウム、尿酸塩の結晶や結石が認められ、血液化学検査では血中アンモニア濃度、血中胆汁酸濃度の上昇が認められる。確定診断は門脈造影による画像診断で行われる。治療には内科療法による対症療法とシャント血管の結紮による外科療法が組み合わされる。 == 関連項目 ==
*肝性脳症 *門脈大静脈シャント *門脈奇静脈シャント *門脈圧亢進症
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「門脈体循環シャント」の詳細全文を読む
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