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閉値域の定理 : ウィキペディア日本語版
閉値域の定理[へいちいきのていり]
数学バナッハ空間に関する定理である閉値域の定理(へいちいきのていり、)とは、稠密に定義された作用素が値域を持つための必要十分条件を与える定理である。ステファン・バナフ1932年の論文 ''Théorie des opérations linéaires'' において証明された。
''X'' と ''Y'' をバナッハ空間とし、''T'' : ''D''(''X'') → ''Y'' を、定義域 ''D''(''T'') が ''X'' において稠密であるような線形閉作用素とし、\scriptstyle をその転置とする。閉値域の定理は、次の四つの条件が同値であるということについて述べた定理である:
* ''T'' の値域 ''R''(''T'') は、''Y'' において閉である。
* \scriptstyle の値域 \scriptstyle は、''X'' の双対空間 \scriptstyle において閉である。
* R(T) = N(T')^\perp=\
* R(T') = N(T)^\perp=\.
この定理には、いくつかの系(corollary)が存在することがただちに分かる。例えば、上述のような稠密に定義された閉作用素 ''T'' に対して ''R''(''T'') = ''Y'' が成り立つことと、転置 \scriptstyle に連続な逆が存在することは同値である。同様に、\scriptstyle であることと、''T'' に連続な逆が存在することは同値である。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「閉値域の定理」の詳細全文を読む



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