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開国進取[かいこくしんしゅ] 開国進取(かいこくしんしゅ)とは、江戸幕府の鎖国攘夷に次ぐ、大日本帝国の国是であり〔修身要領講演 福澤諭吉 1900年〕、1868年の五箇条の御誓文に基づくものである。大隈重信は「開国進取」について「外國に向つて萬國と併立すると云ふ主義」であると述べている〔第6代第2次松方正義内閣 (帝国)第10回(通常会) 大隈重信外務大臣 外交方針演説 大隈重信 1897年2月16日〕。 == 歴史 == 幕末に幕府大老として開国を主導した井伊直弼は「行く者は進取の勢あり、待つ者は退縮の姿なり」と述べていた。 1894年発行の訳書「今世国家論」の陸羯南による前書き(日新叢書叙)には、「近日世ニ言フ所ノ開國進取ノ國是」とある〔今世国家論: 全 Paul Leroy-Beaulieu 1894年〕。 1897年の大隈重信は外交方針演説で、「此の國是、所謂開國進取、言換れは即ち外國に向つて萬國と併立すると云ふ主義からして、日本が導かれて今日大に文明が進んで、世界に重んせられ、尊敬さるると云ふ國にまで進んだのは、皆其主義に從つたものであると存じます」と述べた〔。 1907年の帝国国防方針でも使われる。
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