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開城市(ケソンし)は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)南部にある都市。高麗の王都として、また商業の中心として栄えた古都である。 朝鮮戦争の休戦後、周辺部も含めて長らく北朝鮮の直轄市として扱われてきたが、南北共同の工業団地「開城工業地区」の建設とその特区としての運営が行われるに伴い、開城周辺地域の行政区画が再編成されている。中心部は現在、「開城市」として黄海北道に所属しているとみられる〔大韓民国統一部「〔北韓で使われている道・市・郡・区域〕」(2006年9月現在)〕。推定人口は約35万人(1998年現在)。 == 概要 == 朝鮮八道では京畿道に属し、朝鮮半島の主要都市の中では、最も板門店に近い位置にある。 市域の東はそのまま軍事境界線になっている。開城市街地から、板門店までの距離は8km。典型的な城郭都市であり、歴史的に商都として知られていた。市内には高麗時代の遺跡が多く残っている。市街地周囲は松岳山(海抜489m )、子男山など松の多い山に囲まれているので松都と呼ばれる事がある。韓国政府の協力により工業団地の建設が進み軽工業が盛んで韓国企業も多く進出している。しかし韓国の李明博大統領は対北朝鮮政策を見直す方針であり、反発した北朝鮮が2008年3月に開城の韓国関係者の一部を追放するなど変化が起きている。 朝鮮人参(高麗人参)の産地として有名で、人参酒は北朝鮮の主要な輸出品となっている。 儒学の最高教育機関であった「成均館」が残るほか、王建王陵、観音寺、高麗王宮の宮殿の基壇跡である満月台、開城南大門、旧市街に架かる石橋であり高麗に忠誠を尽くした学者・政治家の鄭夢周が李成桂側の人物に暗殺された場所である善竹橋などがこの街の歴史的な見所である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「開城市」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Kaesong 」があります。 スポンサード リンク
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