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開発教育 : ウィキペディア日本語版
開発教育[かいはつきょういく]
開発教育(かいはつきょういく)は、南北問題国際協力を理解するための教育活動として始まったもので、現在では、自分と地域と世界とのつながりを認識し、公正で共に生きることのできる地球社会づくりに参加するための教育学習活動として、学校教育社会教育市民活動の中で実践されている。
==定義==
日本で開発教育を推進している全国的なネットワーク団体である開発教育協会 (DEAR)は1997年に、開発教育を次のように説明している。〔(特活)開発教育協会編『開発教育ってなあに?』開発教育協会、2004年、4頁〕
開発教育は、開発をめぐるさまざまな問題を理解し、開発のあり方を考え、共生できる公正な地球社会づくりに参加することをねらいとした教育活動である。具体的目標は以下の5項目。
#開発を考えるうえで、人間の尊厳性の尊重を前提とし、世界の文化の多様性を理解すること。
#地球社会の各地に見られる貧困や格差の現状を知り、その原因を理解すること。
#開発をめぐる問題と環境破壊などの地球的諸課題との密接な関連を理解すること。
#世界のつながりの構造を理解し、開発をめぐる問題と私たち自身との深い関わりに気づくこと。
#開発をめぐる問題を克服するための努力や試みを知り、参加できる能力と態度を養うこと。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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