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南小樽駅(みなみおたるえき)は、北海道小樽市住吉町10番7号にある、北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線の駅である。駅番号はS14。電報略号はタル。 快速「エアポート」・「ニセコライナー」、区間快速「いしかりライナー」の停車駅。 == 歴史 == * 1880年(明治13年) * 11月11日:官営幌内鉄道の手宮駅 - 当駅間開通に伴い、開運町駅(かいうんちょうえき)として仮開業。一般駅。 * 11月18日:官営幌内鉄道 当駅 - 軽川駅(現在の手稲駅)間が試験開業。 * 11月28日:官営幌内鉄道 手宮駅 - 札幌駅間の仮開業に伴い、開運町駅が正式開業〔。 * 1881年(明治14年) * 5月:開運町駅が小樽大火によって焼失。第2住吉隧道を挟んだ反対側(手宮方)、入舟町陸橋(当時)手前の住吉町に駅を移転。 * 5月22日:住吉駅(すみよしえき)に改称〔。 * 1888年(明治21年)4月:官営幌内鉄道が北有社に運輸業務を譲渡〔。 * 1889年(明治22年)12月11日:北有社の事業譲渡に伴い、北海道炭礦鉄道に移管〔。 * 1891年(明治24年):現在の駅構内に相当する第2住吉隧道が切通しとなる〔北海道炭礦鉄道会社 第五回営業報告。〕。 * 1898年(明治31年)下期:駅舎増築及び模様替え〔北海道炭礦鉄道会社 第十九回営業報告、写真集「小樽」小樽史談会編 国書刊行会 昭和54年出版 P60 No.83及び84、北海道鉄道百年史 上巻 P41手前挿付ページ写真「住吉(現・南小樽)停車場」及びP141写真「住吉停車場」の比較によれば、官営時代の西欧風建屋から北海道炭礦鉄道に特徴のある切妻の建屋に変更されている。なお、北海道鉄道百年史のP41の住吉隧道の横から駅構内を俯瞰している写真(または外部リンクの田本写真帳の写真)と比較すれば、国書刊行会出版写真集No.83の写真中央は住吉停車場で右は水天宮裏隧道ではなく住吉隧道。〕。 * 1900年(明治33年)6月11日:小樽駅(おたるえき、初代)に改称〔。 * 時期不詳:この頃、切通し側にホームを移転。 * 1905年(明治38年)8月1日:北海道鉄道(初代) 高島駅(現在の小樽駅) - 当駅間開業〔。 * 1906年(明治39年)10月1日:北海道炭礦鉄道の鉄道路線が国有化され、国有鉄道に移管〔。 * 1907年(明治40年)7月1日:北海道鉄道(初代)が国有化され、国有鉄道に移管。同時に、手宮駅 - 当駅間の旅客営業を休止。 * 1909年(明治42年)10月12日:国有鉄道線路名称制定に伴い、当駅を含む函館駅 - 旭川駅間が函館本線、当駅 - 手宮駅間が手宮線となる。 * 1910年(明治43年) * 月日不明:手宮線が全線複線化。 * 5月1日:函館本線の当駅 - 朝里駅間が複線化。 * 1912年(大正元年)8月11日:手宮線全線の旅客営業を再開。 * 1920年(大正9年)7月15日:中央小樽駅(旧・高島駅)が小樽駅(2代目)に改称されるのに伴い、南小樽駅(みなみおたるえき)に改称〔。 *: 旧小樽駅を市街の中心と思って間違える客が後を絶たなかったため、改称した。なお、この際当局は所在地名より「入舟」とする意向だったが、反対派の陳情などもあり、「南小樽」となった〔『小樽歴史年表』歴史文化研究所2006年〕。 * 1943年(昭和18年) * 10月1日:手宮線全線の旅客営業が休止。 * 11月20日:手宮線が全線単線化〔北海道鉄道百年史 下巻 P59。〕。 * 1948年(昭和23年)11月10日:手宮線全線の旅客営業を再開。 * 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道法施行に伴い、日本国有鉄道(国鉄)に継承。 * 1958年(昭和33年)4月15日:駅舎移転改築。以前は曙町踏切を挟んだ小樽側に位置していた。 * 1962年(昭和37年)5月14日:手宮線全線の旅客営業を廃止。 * 1965年(昭和40年) * 8月29日:函館本線の小樽駅 - 当駅間が複線高架化供用開始〔札幌工事局70年史 1977年3月発行、P208 工事工程表より。〕。 * 10月1日:貨物取扱い廃止。 * 1968年(昭和43年)8月28日:函館本線のうち、当駅を含む小樽駅 - 滝川駅間が電化(交流20,000V・50Hz)。 * 1974年(昭和49年)10月1日:荷物取扱い廃止。 * 1985年(昭和60年)11月5日:手宮線廃止。 * 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、北海道旅客鉄道(JR北海道)に継承。 * 1998年(平成10年):簡易自動改札機導入。 * 2001年(平成13年)4月1日:駅業務を「日交観北海道」(現・北海道ジェイ・アール・サービスネット)に委託。 * 2007年(平成19年)10月1日:駅ナンバリングを実施。 * 2008年(平成20年)10月25日:ICカードKitaca使用開始。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「南小樽駅」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Minami-Otaru Station 」があります。 スポンサード リンク
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