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飛び出し拍手(とびだしはくしゅ)とは、クラシック音楽の演奏会などで、曲がまだ終わっていないのにうっかり終わったものと勘違いして拍手をしたり、曲の性質上、最後の響きを楽しむべき所で(まだ指揮者もタクトを下ろさないのに)拍手をすることである。 これが起こると、他の大勢の客が余韻を楽しむのを妨げ、それまでの演奏によって作られた雰囲気を壊し、尚且つ演奏者も気分を削がれる。特に名演奏だった場合には音楽雑誌などでも記事となることがある。演奏後の余韻を破壊するマナー違反とされる。類似の行為として「フライングブラボー」があり、これは同様に曲が終わっていないにも関わらず「ブラボー」の掛け声を上げることである。 対策として、演奏会の主催者により「拍手は指揮者が手をおろしてから」という告知が事前になされることもある。 ==飛び出し拍手に要注意の曲== *リヒャルト・シュトラウス作曲「英雄の生涯」(十数秒間、物音一つ立たない場合も度々ある。2006年の大植英次指揮大阪フィルハーモニー交響楽団の演奏会など) *ベルク作曲「ヴァイオリン協奏曲」(2007年のフランク・ペーター・ツィンマーマン、アラン・ギルバート指揮・NHK交響楽団による演奏会では一部の飛び出しにより非常に不自然な拍手になってしまった) *ショスタコーヴィチ「交響曲第4番」(2007年、井上道義指揮・東京フィルハーモニー交響楽団による演奏会で、名演であり且つテレビカメラが入っていたにも関わらず起きた) *ブルックナー作曲「交響曲第7番」(パーヴォ・ヤルヴィ指揮・フランクフルト放送交響楽団の日本公演で、上記ベルクと同様) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「飛び出し拍手」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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