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飛行情報区[ひこうじょうほうく]
飛行情報区(ひこうじょうほうく、Flight Information Region, FIR)とは、国際民間航空機関 (ICAO) が航空交通業務を提供する各国の分担を決めた空域。 ==概要== 飛行情報区(FIR)とは、領空と公海上空を含んだ空域で、世界の空の航空交通の円滑で安全な流れを促進できるように、航空機の航行に必要な各種の情報の提供と捜索救難活動が行われる空域である。いわゆる領空とは別のもので、そのためFIRの名称には国名でなく、その空域での航空交通管理センターが置かれている地名の名称が付けられる。ICAO非加盟国の領空と公海の一部上空を除き、世界の空域全体にFIRが指定されている。 FIRでは、管制業務と飛行情報業務と警急業務の航空交通業務は基本的に実施され、FIR内での、それぞれの地域を管轄する管制部の空域においては、航空路監視レーダーを用いた航空交通業務が行われるが、航空路監視レーダーの範囲外にある洋上管制区では、航空交通管理センターが航空交通業務を行う。 中華人民共和国、朝鮮民主主義人民共和国、モンゴルの飛行情報区(FIR)では、メートル法により航空交通管制業務が行われている。航空機の操縦室計器には、ヤード・ポンド法とメートル法の表記を切り替えるスイッチがある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「飛行情報区」の詳細全文を読む
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