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食卓のない家[しょくたくのないいえ] 『食卓のない家』(しょくたくのないいえ)は円地文子の小説、およびそれを原作とした映画。小説は1979年に新潮社より発売される。1970年代の連合赤軍のメンバーによる山岳ベース事件・あさま山荘事件、日本赤軍による日本航空ハイジャック事件を材料としている〔佐野昭子、『帝京大学文学部紀要― 米英言語文化』第3 7 号、平成1 8 年度〕。 == あらすじ ==
電機メーカーに研究員として勤務する鬼童子信之は、妻と3人の子どもを持つ平凡な男であった。長男の乙彦は優秀であったが、進学した大学で、学生運動に熱中する。やがてセクトのリーダーとなった乙彦は、八ヶ岳の山荘で人質・籠城事件を起こして警察に逮捕されてしまう。逮捕の後、セクト内では同志殺人を起こしていたことが判明し、逮捕された学生たちだけでなく、その親たちにも世間の非難が集中した。彼らの中には退職したり、ついには自殺に追い込まれるものも出た。しかし、信之は「成人となった子どもの責任を負う理由はない」という姿勢を貫き、頑なに乙彦との面会を拒否し、謝罪も行わないことを明言した。そうした態度により信之はさらに激しい批判を受けることになる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「食卓のない家」の詳細全文を読む
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