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飯山トンネル[いいやまとんねる]
飯山トンネル(いいやまとんねる)は、北陸新幹線の飯山駅~上越妙高駅間にある、全長22.251km〔計画時の長さは22.225kmであったため一部書籍ではその値のままになっている。〕の鉄道トンネルである。北陸新幹線の既開業区間の高崎 - 金沢間では最長のトンネルとなる。日本の鉄道山岳トンネルとしては東北新幹線の八甲田トンネル、岩手一戸トンネルに次いで3番目に長い。 == 概要 == 長野県 - 新潟県境は、幾重にも重なる褶曲構造、膨張性の泥岩など複雑な地質構造、地質条件を持つため着工前より難工事が想定された。工事を進めていく中で、想定は現実的なものとなり、地山の膨張、メタンガスの発生が見られた〔。前者については変位量を見込んで支保工を二重にするなど特殊な工法が採用されたほか、後者についてはガス抜き用のボーリングの施工、送風量の増加などの対策が講じられた。新潟県内でかつて掘削された鍋立山トンネルにおける土木技術的経験が生かされたと言える。なお、一部工区では向斜構造(凹型の褶曲構造)を掘り抜く際には、原油がにじみ出すなど新潟県の地質らしい現象も見られた。大成建設は、本トンネルの施工において「超膨張性と高圧帯水層を有する特殊地山に適したトンネル施工技術の確立」により2008年の土木学会技術賞Iグループを受賞している。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「飯山トンネル」の詳細全文を読む
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