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『11人いる!』(じゅういちにんいる!)は、萩尾望都による日本の中篇SF漫画。 == 概要 == 「11人いる!」は、漫画雑誌『別冊少女コミック』1975年9月号から11月号に連載された〔元々は前・後編で終了する予定であったところ、何らかの事情で予定外の11月号への「完結編」掲載となった(それにより11月号には『ポーの一族』シリーズの「ホームズの帽子」とダブル掲載になった)。これに対して翌1976年連載の「続・11人いる! 東の地平・西の永遠」や『ポーの一族』シリーズの「エディス」は、最初から3話連載の予定で前編・中編・後編となっている。〕。1976年、第21回小学館漫画賞少年少女部門を受賞。 宇宙大学の入学試験最終テスト(最終日程の最後の科目)の会場“外部との接触を絶たれた宇宙船”を舞台に、宇宙のさまざまな国からやって来た11人の受験生が、疑心暗鬼のなかで反目しつつ、信頼関係を築き合いながら友情や恋を培い、非常事態を乗り越えようとするさまを描く。発表当時の少女漫画ではまれな、本格的なSFだと衝撃を与えた。綿密な設定と魅力的な登場人物、緊張感のある構成は完成度、影響力共に高い。「11人いる!」というインパクトのある題名も高評価を受けている。 作者によると、本作のヒントの1つになったのは、宮沢賢治の童話『ざしき童子のはなし』であるという〔小学館文庫1976年旧版の作者あとがき〕。舞台を宇宙船内に設定したのは、ざしき童子を基にしたストーリーを考えていた高校生当時、SFが好きで宇宙船内で起こる事件を色々考えていたため、と語っている〔『キネマ旬報』1986年11月上旬号の「特集 11人いる!」の作者インタビューより。〕。 続編に「続・11人いる! 東の地平・西の永遠」、番外編に「タダとフロルの スペース ストリート」がある。いずれも「11人いる!」とはストーリー上の関係が薄く、番外編には11人の中で登場しない人物もいる。 テレビドラマ・映画・舞台にもなっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「11人いる!」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 They Were Eleven 」があります。 スポンサード リンク
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