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12ポンドアームストロング砲(Armstrong Breech Loading 12 pounder 8 cwt〔砲の重量を示し、1 cwtは英国では112ポンド(51 kg)〕、後にRBL〔Rifled Breech Loadingの略で後装式アームストロング砲を意味する〕 12 pounder 8 cwt)は1859年設計の3インチ後装式施条砲。 ==設計== 12ポンドアームストロング砲は、当時の他の大砲と比較して幾つかの先進的な面があった。最初期の近代的な後装砲の一つであり、砲の先端からではなく、後方から装薬・砲弾を装填できるため、発射速度が向上した。砲弾は鉛でコーティングされ、砲身内腔の旋回する溝(ライフリング)に噛みあって発砲時に回転が与えられ、従来の大砲に比べて射程および精度が向上した。鉛のコーティングが砲弾と砲身内腔との隙間(遊隙)を防ぐため、発射ガスが漏れる無駄がなく、従来の約半分の装薬量で同一の射程が得られた。 砲身は錬鉄製であり、一旦熱して内径を拡大させたコイルで嵌め込んだ層成砲身であった。コイルが冷却されると、砲身はコイルにより締め付けられる状態(pre-stressed)になる。これにより発砲時に熱と圧力がかかっても砲身が拡張しないようになっていた。この方式の採用により、従来に比べて砲身が軽量化されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「12ポンドアームストロング砲」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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