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12ポンドナポレオン砲(仏:Canon obusier de campagne de 12 cm, modèle 1853、米:12-pounder Napoleon)は、1853年にフランスで開発された野砲。フランス語を直訳すると、1853年型12cm榴弾野砲〔「榴弾」野砲と名付けられているのは、高初速の直射砲(Canon、またはGun)で榴弾を使用できるようになったのは、この砲が初めてだからである。それまでは榴弾は初速が遅く曲射を行う「榴弾砲」または「臼砲」でしか使用できなかった。〕であるが、南北戦争で広く使用され、12ポンドナポレオン砲と呼ばれるようになった。「ナポレオン」は「ナポレオン3世」を意味する。なお、幕末の日本では、この砲ではなく、四斤山砲をナポレオン砲と呼んでいた〔幕末軍事史研究会(2008年)、90-91頁。〕。 ==特徴== 12ポンドナポレオン砲は、前装式滑腔砲であり、榴弾、実体弾、キャニスター弾、ぶどう弾を使用でき、それ以前の実体弾のみを使用するグリボーバル・システムに比較し、大きな改良がなされている。英語では「12ポンド砲(12-pounder)」と呼ばれるが、実際には12という数字は砲弾重量ではなく、「口径12cm」を意味する。砲弾重量は4.1kg、すなわち9ポンドであった。 この新兵器は、「革命的な野戦兵器であった。ナポレオン砲は馬で牽引して急速に移動できるよう十分に軽量であり、野戦築城をほとんど1マイル遠方から破壊できるに十分な砲弾重量があった。また、実体弾、榴弾、キャニスター弾を使用でき、多目的に使用できた。」フランス陸軍は、この砲を1853年に制式採用した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「12ポンドナポレオン砲」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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