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1981年のF1世界選手権は、FIAフォーミュラ1世界選手権の第32回大会である。1981年3月15日にアメリカで開幕し、10月17日にアメリカで開催される最終戦まで、全15戦で争われた。 == シーズン概要 == チャンピオン争いは前年と同じくブラバムとウィリアムズが中心となった。ウィリアムズはチームオーダーを巡りドライバーが対立。アラン・ジョーンズに代わり、前年から15戦連続得点を続けたカルロス・ロイテマンがブラバムのネルソン・ピケと王座を争った。最終戦、ロイテマンはポールポジションスタートからスタートするも無得点。5位入賞したピケが1点差で逆転し、初のドライバーズタイトルを獲得した。 FISAとFOCAの対立によるF1分裂の危機は、1981年3月のコンコルド協定締結によって回避されたが、グラウンド・エフェクト・カーのレギュレーションを巡る論争はなおも続いた。「スライディングスカートの禁止および最低地上高60mm」という新規則のグレーゾーンを突き、ブラバムは走行中に車高が下がるハイドロニューマチック・サスペンションを使用。結局昨年までとあまり変わらない事態となってしまった。また、ロータスのツインシャーシ車である88は規定違反とされ、レース出走を認められなかった。 エンジンのターボ化が進み、ルノーに続いてフェラーリも転向。トールマンは非メーカー系ハートターボで参戦した。マクラーレンからルノーへ移籍したアラン・プロストは3勝を記録。フェラーリのジル・ヴィルヌーヴも2勝を挙げるなど、高いポテンシャルを示すようになった。 また、開幕直前にグッドイヤーが撤退を発表。供給を受ける予定だったチームは急遽ミシュランに変更となったが、供給枠から漏れた下位チームはピレリ、エイヴォンを使用することになった。その後、シーズン中盤のフランスGPから再びグッドイヤーが復帰したため、4社が競合する「タイヤ戦争」の状況となり、使用タイヤが二転三転するチームがいくつもあった。 マクラーレンは前年末にロン・デニス率いるプロジェクト4が合流し新体制となった。ジョン・バーナードが手がけたMP4/1は、カーボンファイバー製モノコックを採用した初のマシンとなった(同じくカーボンモノコックであるロータス 88よりも発表日が数日早い)。 この年デビューした有力選手はミケーレ・アルボレート、デレック・ワーウィック。前年の王者アラン・ジョーンズは引退を決め、最終戦を勝利で締めくくった(のちに復帰)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「1981年のF1世界選手権」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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