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『1988-1993』は、2000年12月20日に発売された角松敏生通算2作目のベスト・アルバム。 == 解説 == 1993年発表のアルバム『1981-1987』〔1993年10月21日発売 OM / BMG VICTOR 2CD:BVCR-1903/4〕に続く2枚組ベスト・アルバム。前作同様、タイトル通りに1988年から1993年の間に発表された楽曲が収録されているが、角松敏生自身はこのアルバムについては「ベストというよりもコンピレーション」と一歩引いた姿勢を取っている〔『角松敏生 81-01……〜thousand days of yesterdays〜』シンコーミュージック、2001年、p64〕。 その理由は、本作品の企画は収録曲の原盤権を持つ前所属事務所(マーマレード→BMI)からの要望によるもので、しかも当時の角松は解凍(活動再開)してようやく次なる活動展開の境地を見つけ出した頃であって、過去を振り返る制作活動は必ずしも本意ではなかったからである。それでも、前所属事務所への恩義に報いて制作を受け入れ、角松のコントロール下で選曲及びリマスタリング作業が行われるなどされて、ベスト・アルバムにありがちな「アーティスト側の知らぬところで勝手に選曲されていつのまにか出ていた」などという作品とはなっていない。 しかしながら、本作品制作時の角松は最新アルバム『存在の証明』のプロモーションで全国ツアー中とあって多忙を極め、本作品と対となる『1981-1987』〔同様にオリジナル音源を元に大幅に手を加えたり、曲そのものをリテイクするといった凝ったことは断念。一部楽曲をエディットし直した以外はリマスタリングするに留めた。当時既にすべて廃盤となって入手困難だったシングル(8センチCD)の多数の楽曲がオリジナル音源のまま初収録されている。それらはアルバム収録のものとバージョン違いであったり、またはアルバム未収録のものもあった。ただ、そのシングル収録曲は必ずしも網羅はされてはいない。 既発表の楽曲が大半ではあるが、一曲だけ新規に発表されたものがある。DISC2の7曲目に収録された「港が見える丘」(東辰三 作詞・作曲)は昭和22年にヒットした平野愛子歌唱曲のカバー。活動凍結中に、この曲の舞台になった横浜市にあるFMヨコハマにて自身がDJを務めた番組「ヨコハマ東京ベイストーリー」(毎週水曜日夜8:00~8:54)の番組テーマ曲として使用されていたものである。なお、本作品のライナーノーツによれば、その収録日は1993年8月12日と記載されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「1988-1993」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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