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1989年3月の磁気嵐とは、1989年3月13日に発生した磁気嵐のことである。 1989年3月13日に起きた磁気嵐は地球に非常に大きな影響を及ぼし、カナダではハイドロ・ケベック電力公社の電力網を破壊し深刻な被害をもたらしたり、米国の気象衛星の通信が止まるなど、各国の様々な社会インフラストラクチャーが影響を受けた。 == 磁気嵐とオーロラ == 1989年3月9日、この磁気嵐を引き起こしたコロナ質量放出が太陽コロナで発生した〔Geomagnetic Storms Can Threaten Electric Power Grid ''Earth in Space'', Vol. 9, No. 7, March 1997, pp.9-11 (American Geophysical Union)〕。その数日前の1989年3月6日には、X15クラスの巨大フレアも発生していた〔http://sohowww.nascom.nasa.gov/hotshots/X17/〕。東部時間で3月13日の午前2:44、地球は深刻な磁気嵐に襲われた〔 〕。磁気嵐は、極域での非常に強いオーロラを伴って始まり、この時のオーロラは、テキサス州やフロリダ州などの南方でも観測された〔。この時は冷戦の最中だったため、多くの人々が(このオーロラを見て)核攻撃の第一陣の進行を心配した。他の人々は、この強いオーロラを、3月13日の午前9:57に発射されたスペースシャトルミッションSTS-29と関連付けて考えた。この時のオーロラの発生は短波長域での電波障害を引き起こし、さらには、ラジオ・フリー・ヨーロッパとラジオ・リバティーからソビエト連邦へのラジオ放送も突然に断絶した。初めは、ラジオ電波がソビエト政府によって妨害されたと信じられていた。 夜になり、電離層では西から東に荷電粒子の河が流れ、同時に地中の至る所にも強い電流が流れた〔。 極軌道上のいくつかの衛星では、何時間にもわたってコントロールが失われた。アメリカでは、気象衛星であるGOESとの通信が断絶し、気象データが失われた。NASAのTDRS-1衛星では、荷電粒子によって引き起こされた、250以上もの電子部品の異常が記録された〔。スペースシャトル・ディスカバリー号も問題を抱えていた。3月13日、水素タンクの一つで、センサーがありえないほどの高圧を示した。この問題は磁気嵐の活動の低下に伴って、終息した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「1989年3月の磁気嵐」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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