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低価格入札(ていかかくにゅうさつ)は、日本の公共事業の競争入札におけるダンピングの一種。採算が合わない価格帯の入札および落札をいう。 ==概要== 2000年代前半、公共事業において談合の疑いの高い(予定価格と差がない)落札率の実態が指摘されるようになり、一般競争入札の拡大(総合評価方式などの導入)や指名競争入札の指名要件の緩和などが行われた。この結果、一部では過度の競争が生じ、採算が採れない価格での落札が相次いだ。 特にIT分野では、本来複数年度に渡って開発・調達されるシステムの入札に関し「初年度は入札で業者を選定し、次年度以降は同業者と随意契約する」契約モデルが半ば慣習化しており、その結果初年度の入札を取るため極端な低価格入札が行われることが多く、ITゼネコンを生み出す一因となっていると言われている(詳細はITゼネコン#ITゼネコン登場の背景を参照)。 過去にはゆうちょ銀行の債券管理業務について、管理受託側の日本トラスティ・サービス信託銀行が約10億円を委託側のゆうちょ銀行に支払う「マイナス落札」すら行われた事例もある〔10億円で「マイナス落札」 ゆうちょ銀の債券管理業務 - 47News・2007年9月1日〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「低価格入札」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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