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プテリン (pterin) はピラジン環とピリミジン環から構成される有機化合物である。ピリミジン環上にカルボニル酸素とアミノ基を持ち、下記に示す通りいくつかの互変異性体がある。プテリンは複素環式化合物のうち、プテリジン類に属する。 プテリンは蝶の羽の色素から初めて発見された(そのため、この名前はギリシャ語で「羽」を意味する''pteron''にちなんでつけられた)。生物界で広く色に関する役割を担っている物質で、酵素の触媒における補因子としての機能も知られている。 葉酸やその誘導体は、4-アミノ安息香酸とプテリンが結合した構造のプテロイン酸にグルタミン酸が縮合した構造を持ち、それらは生物内で多種類の炭素官能基の受け渡しに関わる重要な化合物群である。葉酸が関与する生合成としては、S-アデノシルメチオニンサイクルでのホモシステインのメチル化や、tRNAに結合して翻訳を開始させる N-ホルミルメチオニンを得るためのホルミル化が挙げられる。 == プテリンの互変異性体 == プテリンのプロトン互変異性体のうちのいくつかを示す。 Image:Pterin2.png Image:Pterin3.png Image:Pterin5.png Image:Pterin.png Image:Pterin4.png 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「プテリン」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Pterin 」があります。 スポンサード リンク
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