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2-シクロプロペンカルボン酸(Cycloprop-2-ene carboxylic acid)は、分子式C4H4O2を持つシクロプロペン誘導体である。 橋本貴美子京都薬科大学准教授、中田雅也慶應義塾大学教授らにより、ニセクロハツの毒成分であることが判明した〔ニセクロハツの強毒原因物質を解明 “謎の毒キノコ” 京薬大准教授ら 、2009年5月25日配信、京都新聞〕。 この物質は有機性の生物毒の中では分子構造が最小の物質だという。 シクロアルケンという歪んだ構造を持つため濃縮された状態では不安定で、爆発的に重合する。このため、薄い溶液として取り扱う必要がある〔長沢栄史監修『増補改訂 フィールドベスト図鑑 vol.13 日本の毒キノコ』P.274〕。 ==毒性== 横紋筋融解症を引き起こし、その溶解物が臓器に障害を与えるが、細胞毒性や抗菌活性は全く示さない。このため筋細胞には直接作用せずに別の生化学反応を起こした結果、筋溶解を引き起こすと考えられている。 マウスに対するLD100 は2.5mg/kg(経口及び腹腔内投与)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「2-シクロプロペンカルボン酸」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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