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2004年の韓国シリーズ == 概要 == の韓国シリーズは、公式戦1位の現代ユニコーンズとプレーオフ勝者の2位三星ライオンズの間で10月21日から2-2-3方式で7回戦制で行われる予定だったが、第9戦までもつれ込む接戦の末、現代ユニコーンズが4勝2敗3引き分けで韓国シリーズ2連覇、4度目の優勝を達成した。なお、その後現代ユニコーンズは深刻な経営難に陥り、2007年シーズン限りでプロ野球から撤退し解散となり、これが最後の韓国シリーズ優勝となった。 この年の韓国シリーズはかつて韓国で1、2を争った大手企業グループである現代グループと三星グループの傘下プロ野球チームの初対決という面が注目を集めた。しかし、現代ユニコーンズが太平洋ドルフィンズを買収してプロ野球に参入した頃だったら、両グループの社運を掛けたような壮絶な応援合戦などが期待できるはずだったが、すでにこの時は現代グループがグループ分割などで自動車、重工業などの主力企業を失って縮小された上に、経営不振なども相まってそうはいかなかった。 この年のシリーズは、延長は12回まで、ただし、試合開始から4時間が経過すると9回以降は新しいイニングに入れないというルールが一切例外なく頑なに適用されたため、引き分け試合が続出。それまで22年間で3度しかなかった韓国シリーズでの引き分け試合が、このシリーズだけで3試合が記録された。その影響で、シリーズが11月まで延び、9戦までもつれ込む珍記録を作った。相次ぐ引き分けでシリーズが長引いて、最終の第9戦は悪天候での試合の強行開催も余儀なくされるなどで、選手はもちろん、見ているファンも疲労感を見せるほどだった。その結果、シリーズ終盤に入るとエラー続出など粗末なプレイが目立ち、目に見える結果に比べては緊張感の落ちる内容のシリーズとなった。このことを受けて2005年の韓国シリーズからは延長15回時間無制限と規則が改められた。 特記することは、ヘテ・タイガースで9度、三星ライオンズでも2002年同球団を初の韓国シリーズ優勝に導いて通算10度の優勝の業績を誇る三星の金応龍監督がこのシリーズを最後に勇退。現場から退いて球団社長に就任すると同時に、後任に宣銅烈が監督に就任することになった。 なおこの年は日本シリーズ、ワールドシリーズ共々レギュラーシーズン2位チームがシリーズ優勝を達成しており、仮に三星が優勝した場合日米韓全てでレギュラーシーズン2位チームがシリーズ優勝となっていた。 *シリーズMVP:趙容浚(チョ・ヨンジュン、現代、投手)7試合登板、0勝0敗3セーブ、防御率0.00 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「2004年の韓国シリーズ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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