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2009年パルマノバ爆弾事件 : ミニ英和和英辞書
2009年パルマノバ爆弾事件[2009ねんぱるまのばばくだんじけん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ねん, とし]
  1. (n-adv,n) year 2. age 
: [ばく]
  1. (int) exclamation 2. burst of laughter
爆弾 : [ばくだん]
 【名詞】 1. bomb 
: [たま]
 【名詞】 1. bullet 2. shot 3. shell 
: [こと]
 【名詞】 1. thing 2. matter 3. fact 4. circumstances 5. business 6. reason 7. experience 
事件 : [じけん]
 【名詞】 1. event 2. affair 3. incident 4. case 5. plot 6. trouble 7. scandal 
: [くだん, けん]
 【名詞】 1. matter 2. case 3. item 

2009年パルマノバ爆弾事件 : ウィキペディア日本語版
2009年パルマノバ爆弾事件[2009ねんぱるまのばばくだんじけん]

2009年パルマノバ爆弾事件()は、2009年7月30日にスペインマヨルカ島にあるグアルディア・シビル(治安警察)の兵舎の外側で吸着地雷が爆発したテロ事件
この爆弾は警察車両の下部に設置されており、爆発によって治安警察の警官2人が死亡した。さらにこの兵舎近くで、治安警察が使用する車の下部から第二の爆弾が発見されたが、警察が安全を確認した上で爆破された〔。8月9日には、バスク地方分離独立主義組織「バスク祖国と自由(ETA)」が7月30日の攻撃について犯行声明を出した。この声明と同日にはバレアレス諸島州の州都であるパルマ・デ・マヨルカのレストランやショッピングセンター周辺でも4つの爆弾が爆発したが、これらの爆弾で負傷者はでなかった。ETAによるマヨルカ島での攻撃は1995年夏にフアン・カルロス1世を殺害しようとして以来であり、2007年にフランスのカップブルトンでスペイン人治安警察官2人を殺害して以来の死者を出す攻撃だった。この攻撃は、スペイン国王による毎年恒例のマヨルカ島訪問の前日に、またETAの設立50周年記念日の前日に起こった。この爆弾事件は2006年マドリード=バラハス空港爆弾事件後初めて、スペイン領土で死者が出たETAの攻撃となった。
== 背景 ==

ETAは2006年中頃にバスク紛争の停戦を宣言し、ETAの関連政党であるバタスナ、ETA、バスク州政府、スペイン政府の間で対話が開始された。しかし、12月30日にはETAが2006年マドリード=バラハス空港爆弾事件を実行して休戦を破ったため、スペイン政府らとの和平交渉は打ち切られていた。2007年6月、ETAは正式に休戦の終了を宣言し、スペイン各地での攻撃を再開した。スペイン警察やフランス警察によって数十人のメンバーが逮捕されたが、組織が攻撃を実行する能力を失うことはなかった。
2009年5月にはバスク民族主義党(PNV)のフアン・ホセ・イバレチェに代わってバスク社会党(PSE-EE)のパチ・ロペスがバスク州首相(レンダカリ)に就任し、1979年の自治州成立後初めて、バスク民族主義者ではない首相が誕生した〔。6月19日、ETAはビスカヤ県ビルバオ近郊ので、車の下部に設置した爆弾でエドゥアルド・プエリェス・ガルシア警部を殺害した。7月9日にはビスカヤ県ドゥランゴにある社会労働党の支部で強力な爆弾を爆発させたが、負傷者はいなかった。
2009年7月末、ETAが「夏のキャンペーン」を準備していると報じられ、スペイン警察は組織がすでに爆弾を仕掛けたとされるバン数台を捜索した。7月29日にはが起こった。カスティーリャ・イ・レオン州ブルゴス県ブルゴスの治安警察の兵舎前に駐車された、300kgの爆発物を乗せたバンが爆発し、幸いにも死者は出なかったが、女性や子供を含む65人が負傷した。ETAの攻撃によって1人以上の死者が出たのは、2007年以降ではパルマノバの爆弾事件が初めてだった。2007年12月2日、フランス領バスクアキテーヌ地域圏ランド県カップブルトンで、潜入捜査中の2人のスペイン人治安警察官が射殺された。
バレアレス諸島州はETAが標的とすることの少ない地域であり、ETAがマヨルカ島で殺人事件を起こしたのは、この攻撃が初めてだった。死者が出なかった攻撃はいくつかあり、1977年8月18日には海岸沿いの遊歩道に爆弾が仕掛けられたが不発だった。1991年7月31日にはパルマ・デ・マヨルカで2つの爆弾が爆発して2人が負傷し、その2か月後には、パルマ・デ・マヨルカの中心的なビーチで自動車爆弾が爆発している。1995年夏にはスペイン国王フアン・カルロス1世を殺害しようとしたが、スペイン当局は爆発前に爆弾を解体した。組織は2005年に再びマヨルカ島でフアン・カルロス1世の殺害を試みたが失敗した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「2009年パルマノバ爆弾事件」の詳細全文を読む




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