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2015年欧州移民危機(European migrant crisis)もしくは2015年欧州難民危機(European refugee crisis〔"Europe's African Refugee Crisis: Is the Boat Really Full? ". ''Der Spiegel''. 15 April 2014.〕〔"This is a primarily refugee crisis, not only a migration phenomenon".〕 )は、地中海やヨーロッパ南東部を経由してEUへ向かう、100万人を超す難民・移民により引き起こされた社会的・政治的危機。 == 概要 == 2015年、ヨーロッパ諸国には中東やアフリカなどから前年の二倍以上の難民が殺到し、国際連合難民高等弁務官事務所(UNHCR)は2015年の年末、年初から欧州に到達した難民・移民の数は100万人を超えると発表した。中東(シリア、イラク)、アフリカ(エリトリア、ナイジェリア、ソマリア、スーダン)、南アジア(アフガニスタン、パキスタン)、バルカン半島西部(コソボ、アルバニア)が移民および難民の主な出身地となっている。UNHCRによれば、2015年9月時点で地中海経由の難民の内訳はシリア(51%)、アフガニスタン(14%)、エリトリア(8%)である。移民の多く(69%)は成人男性である。「欧州難民危機」という語は 2000人近くの移民を乗せた5隻の船が地中海に沈み1200名の犠牲を出した事故を受けて2015年4月ごろから一般的に使われるようになった。 この沈没事故は、北アフリカの複数の国と中東のやはりいくつかの国々が抱えていた紛争を背景とし、EUの国々がイタリアが行っていた移民船救助作戦(Operation Mare Nostrum、以下OMN)への経済的支援を拒むという流れの中で発生した。このOMNは2014年11月に欧州対外国境管理協力機関主導のオペレーション・トリトン(Operation Triton)に引き継がれた。 2015年4月23日、EU政府はイタリアが単独で行っていたOMNと同等の能力を期待し地中海の国境警備予算を3倍に増額することで合意した。この決定に対しアムネスティ・インターナショナルはオペレーションの範囲を拡大しなかったことに対してEUの決定を批判した。数週間の後、EUはローマを本拠地とし、イタリアの海軍提督、エンリコ・クレデンディーノ(Enrico Credendino)の指揮する新たな作戦、の開始を決定した〔EU agrees on Naval intervention 〕。 ユーロスタットに拠れば2014年の欧州連合加盟国が受け取った難民申請は626,000件で、これは672,000件の申請を受けた1992年以降で最多となる。このうちの16万人が初回申請で受理された。初回で受理されなかった難民のうち約2万3千人が追加措置で庇護された。EUの難民庇護申請の約3分の2をドイツ、スウェーデン、イタリア、フランスが受け持ち、承認された庇護難民のうちの3分の2を受け持っている。EU加盟国それぞれの人口との比率でみれば、ハンガリー、スウェーデン、オーストリアが一人当たりの難民庇護申請の届出数が上位にくる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「2015年欧州難民危機」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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