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二次方程式(にじほうていしき、quadratic equation)は、方程式の一種で、2次の多項式の零点について記述する方程式のことである。一般に ''n'' 変数多項式に関する方程式 : (ただし、''a''''i,j'', ''b''''k'', ''c'' は定数、かつ少なくとも1つの ''a''''i,j'' + ''a''''j,i'' が 0 でない)のことを ''n'' 変数二次方程式、''n'' 元二次方程式などと呼ぶ。これらについては(特に実数係数のものについて)その零点集合に対する幾何学的考察が歴史的に行われ、よく知られている(二元二次方程式については円錐曲線を、一般の多変数二次方程式については二次曲面を参照するとよい)。 日本の中等教育で単に二次方程式と言えば、1変数の二次方程式 : (''a'', ''b'', ''c'' は実数定数かつ ''a'' ≠ 0)を指すことが多い。以下、本項ではこれについて記述する。 == 歴史 == アッバース朝時代に活躍した中世イスラムの数学者フワーリズミーは二次方程式に2つの根があることを発見した。フワーリズミーの著作『インドの数に関して、アル=フワーリズミー』(ラテン語訳『アルゴリトミ・デ・ヌーメロ・インドルム (Algoritmi de numero Indorum)』)はラテン語に翻訳され、ヨーロッパに伝わった。フワーリズミーは2次方程式における未知数を「shay'」(シャイ=とあるもの)という言葉で表現したが、フワーリズミーの著作がヨーロッパに伝えられる段階で、「x」を「sh(シ)」と読むポルトガル語を通過する際に、shay'の「sh」が「x」に置き換えられたといわれる。未知なるものを「x」と呼ぶことには、このような背景があるとされる。〔http://www.aii-t.org/j/maqha/thaqafa/arqam.htm〕 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「二次方程式」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Quadratic equation 」があります。 スポンサード リンク
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