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ランティス(''LANTIS'' )は、かつてマツダから発売されていた自動車である。 == 概要 == ボディは4ドアクーペ(実際は5ドアハッチバック)とセダンの2種類があるが、もともとは別車種として開発されていた。海外では323Fおよび323 Astinaの名称で販売されたことから、ファミリア・アスティナの後継車種であることが分かる。 秀逸なデザインや優れたハンドリングとともに安全性能にも力を入れ、1996年の衝突安全基準適合第1号であったランティスは、現在も各所から高く評価され、ファンも多い。 プラットフォームはマツダ・CBプラットフォームが採用された。ランニングプロトタイプおよび最終試作車の開発をニュルブルクリンクで実施している。 エンジンは1.8Lで直列4気筒のBPと、2.0LでV型6気筒のKFの二種類。 KFエンジンはクロノスのものと同じだが、ランティス搭載時には吸排気系の見直しなどが行われ、10馬力の出力増を実現している。 このエンジンとランティスとの相性は非常によく、双方の評価をより高いものへと押し上げている。CAR GRAPHIC誌による発売当時の誌上テストにおいて、0-400m:16.0秒を記録した。これは当時のCAR GRAPHIC誌のテスト記録の中で、2.0L自然吸気エンジン車としての最高記録であった。エンジンがV型6気筒であること、この車が当時唯一の衝突安全基準適合車であったゆえの重量のハンディがあったことを考慮に入れると、極めて優秀な加速性能であったといえる。 しかしあまりに独特なデザインと、マツダの多チャンネル化の失敗によるブランドイメージの悪化もあって、日本国内での販売は伸び悩み、国内販売期間は1993年から1997年までと短命であった。総計4万3,300台ほど販売された。なお日本国内販売が終了した後も海外での販売は好評だったため、輸出専用として生産は継続された。 中古市場ではクーペのMT車、中でも2.0Lエンジン搭載の最上級グレードであるタイプRが人気である。 4ドアクーペに関しては、1994年から始まった「自然吸気2,000cc フロントエンジンの4ドア車両」で行われる全日本ツーリングカー選手権(JTCC)への参戦を強く意識し、他社が直4エンジン搭載車で参戦表明をする中、唯一新型車両にV6エンジンを搭載したため、前評判が非常に高かった。しかし、実際にはトヨタや日産勢に加え、FFセダンで参戦したオペルや重量ハンデを付けられるFRであえて参戦してきたBMWなどの海外勢どころか、当初苦戦していたホンダにすら勝てないことが多く、途中からファミリアにその役を譲った。 ファイル:1994 Mazda 323F 01.jpg|323アスティナ(輸出仕様車) ファイル:Mazda 323f rear 20071002.jpg| 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マツダ・ランティス」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Mazda Lantis 」があります。 スポンサード リンク
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