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スリーコム(3Com、)は、かつて存在したコンピュータネットワーク関連製品で知られた米国企業。イーサネットの共同発明者のひとりであるロバート・メトカーフらが1979年に設立。名称の由来は企業の主要業務を表す (コンピュータ、通信、互換性)。ネットワークカード、スイッチングハブ、ルーター、無線LANアクセスポイント、VoIPシステム、侵入防止システムなどの製品を製造・販売していた。本拠地はマサチューセッツ州マールボロー。 2010年4月、ヒューレット・パッカード(HP)によるスリーコム(100%子会社のH3Cテクノロジーズなどの資産を含む)の完全買収〔http://www.hp.com/hpinfo/newsroom/press/2009/091111xa.html〕〔http://phx.corporate-ir.net/phoenix.zhtml?c=61382&p=irol-newsArticle&ID=1354403&highlight=〕〔HP,3Comを約27億ドルで買収へ,統合データ・センター戦略を推進 - ITPro(2009年11月12日) 〕〔HP、スリーコムを買収!老舗の名家が合流へ - TECH.ASCII.jp(2009年11月12日) 〕により、スリーコムはヒューレット・パッカードに吸収合併され、独立した法人としては消滅した。 == 歴史 == === 創業と成長期 === ロバート・メトカーフはパロアルト研究所でイーサネットを発明し、1979年にスリーコム社を設立した。スリーコムは1980年代前半、LSI-11、IBM PC、VAXなどのコンピュータシステム向けに多数のイーサネット・アダプタカードを製造した。1980年代中ごろ、スリーコムはイーサネット技術に EtherSeries というブランド名をつけ、一方で (XNS) プロトコルを使ったLAN上での各種サービスを提供するソフトウェアやPCベースの製品群を登場させた。その中には、EtherShare(ファイル共有)、EtherPrint(プリンタ共有)、EtherMail(電子メール)、Ether-3270(IBM端末エミュレーション)などがある。 同社のネットワークソフトウェア製品には以下のようなものがある。 * 3+Share: ファイルとプリンタ共有 * 3+Mail: 電子メール * 3+Remote: PCのシリアルポート上での XNS プロトコルのルーティング * NetConnect: 複数のイーサネット間での XNS プロトコルのルーティング * 3+Open: マイクロソフトの LAN Manager をベースとしたファイルとプリンタ共有 * Etherterm: 端末エミュレーション * Etherprobe: LAN解析ソフトウェア * DynamicAccess: イーサネット上の負荷分散やリモートモニタリングのためのソフトウェア また、システム製品としては以下のようなものがある。 * 3Server: 3+ サービス群が動作するサーバ型のPC * 3Station: ディスクレス・ワークステーション スリーコムは、1987年に Bridge Communications を買収するとその製品の品揃えを広げ始めた。MC68000プロセッサと XNS プロトコルを使った従来の Etherterm などと互換のある製品を提供し始めた。 * CS/1, CS/200 コミュニケーションサーバ(端末サーバ。シリアルI/Oしかないダム端末をイーサネットにまとめて接続するための機器) * イーサネット・ブリッジと XNS ルータ * GS/1-X.25 X.25 ゲートウェイ * CS/1-SNA SNA ゲートウェイ * NCS/1 (Sun-2 上で動作するネットワーク制御ソフトウェア) 1995年、キャンドルスティック・パークの命名権をサンフランシスコから取得し、毎年90万ドルを支払うようになった。この契約は2002年に終了した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スリーコム」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 3Com 」があります。 スポンサード リンク
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