|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 映画 : [えいが] 【名詞】 1. movie 2. film ・ 画 : [かく, が] 【名詞】 1. stroke
立体映画(りったいえいが)は、立体的に表示される映画である。近年は3D映画(3-D film)とも呼称される。 == 概要 == 左眼用と右眼用の映像を同時に撮影したものなどを、スクリーンに映写機で投影し、専用の眼鏡を観客がかけることなどにより、左眼には左眼用の映像のみを、右眼には右眼用の映像のみを観客に見せることで立体視を実現する。立体映画の方式には様々なものが存在する。 専用眼鏡 Stereoscopy などを用いた立体写真は、19世紀前半にはすでにあった。このため、19世紀末に発明された映画においても、映画史のごく初期から立体映画が撮影・上映されてきた。1922年には''The Power of Love''が作られた。 1952年から1954年が「黄金時代」と呼ばれ、実験的な『ブワナの悪魔』(Bwana Devil)、『フェザー河の襲撃』、『ホンドー』、『大アマゾンの半魚人』などが製作された。本格的な劇映画として3Dになったものとしては1954年のアルフレッド・ヒッチコック監督の『ダイヤルMを廻せ!』がある。「1953年は1953Dの年として記憶されるであろう」というアメリカの宣伝文句があった〔山田宏一・和田誠(『ヒッチコックに進路を取れ』草思社 2009年)p.254.〕。 2005年の『チキン・リトル』においてデジタル上映による3D映画が初登場し、2009年のジェームズ・キャメロン監督の『アバター』が世界興行収入歴代1位となる26億4000万ドル(約2385億円)を記録し、それ以降ハリウッドや日本でも多数の立体映画が製作されるようになった。また、ヒットシリーズの最新作を3Dで製作したり、過去の映画のリメイクを3Dで製作したり、過去のヒット映画を2D-3D変換した3D版を劇場公開したりなど、製作本数・興行成績などで3D映画の存在感が増している。この背景には、近年テレビやDVDなどに押され気味の映画館の収益アップと、盗撮による海賊版への対策を図る狙いもある。また立体映画の上映にはDLPなどのデジタル映写機の方が適しているため、デジタルシネマの普及促進も期待されている。 日本の雑誌である「日経トレンディ」が選ぶ、「2010ヒット商品ベスト30」に「3D映画」が2位に選出された。 一方で日本映画の3D作品は、2011年公開作品の殆どで上映スクリーン・興行収入共に2D版が3D版を上回っていた。これらの事情に加えて、制作費が高騰になる事もあり、2012年現在では邦画全体で3D作品の制作が減少したりと事実上の撤退が相次いでいる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「立体映画」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 3D film 」があります。 スポンサード リンク
|