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III号戦車(さんごうせんしゃ、''Panzerkampfwagen III'')は、第二次世界大戦のドイツの中戦車である。大戦中盤(1941 - 1942年頃)までドイツ戦車隊の主力であった。制式番号は Sd.Kfz.141、Sd.Kfz.141/1、Sd.Kfz.141/2。 == 概要 == ドイツ国防軍がI号戦車を造ったのち、きたるべき戦車戦術を考慮した主力戦車とすべく製造した中戦車である。 訓練用の戦車による演習やスペイン内戦での実戦によってもたらされた戦訓により、現代戦車の基礎を形作るさまざまな新基軸と先進的な技術が投入された。新しい技術を採用して設計されたIII号が主力を務め、既に確立された技術のみで設計されたIV号戦車がIII号などの主力の支援を務めるという運用構想であった。 当時の欧州における輸送の限界を考慮して製造し、大戦初期に配備された20トン級の中戦車としてはバランスのとれた優れた戦車であり、製造当時の主力戦車としてはトップクラスであった。ところが、敵戦車との対峙した際、火力は不足に悩まされ、防御力も不安を抱える場面が多かった。 実際、重装甲の重戦車に対しては、当戦車に設定されていた攻撃力を上回るほどの防御力であったため歯が立たず、中戦車も対峙する戦車によっては、苦戦を強いられることとなった。それでも、本車が不利な状況下での戦闘を行えたのは、連携と指揮と戦術を下支えするさまざまな装備、配置の功績が大きい。 しかし、大戦中期には主力戦車の任務を果たせなくなり、改良も限界に達して生産は終了した。ソ連軍のT-34、合衆国のM4と比較して、開発の期間が数年早かったが、大戦中の戦訓を常に反映できなかったことや75mm砲(特に長砲身型)の搭載まで考慮しなかったため、そのアドバンテージも早い段階で覆されてしまい、主力戦車として運用できた期間は短いものとなってしまったのであった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「III号戦車」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Panzer III 」があります。 スポンサード リンク
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