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4-ヘプタノン : ウィキペディア日本語版
4-ヘプタノン
4-ヘプタノン(英語、4-heptanone)とは、ヘプタノン構造異性体の1つであり、ケトンの1種である。分子式C7H14O、分子量114.19であり、ちょうどケトンに2つのプロピル基(C3H7)が付いた分子構造をしているため、ジプロピルケトン(英語、dipropylketone)とも呼ばれた。また、ブチロン(英語、butyrone)と呼ばれたこともあった。ただし、本稿では以下4-ヘプタノンという表記に統一する。消防法に定める第4類危険物 第2石油類に該当する〔 (東京化成工業株式会社)〕。
== 性質 ==
4-ヘプタノンは、常圧において、融点-33℃

大木 道則、大沢 利昭、田中 元治、千原 秀昭 編集 『化学辞典』 p.627(右上部) 東京化学同人 1994年10月1日発行 ISBN 4-8079-0411-6


沸点144℃である


化学大辞典編集委員会 編集 『化学大辞典 (縮刷版) 7』 p.849(右下部) 共立出版 1964年1月15日発行 ISBN 4-320-04021-X
〕。
したがって、4-ヘプタノンは常温常圧において液体として存在する。また、4℃のを標準物質とした、15℃における4-ヘプタノンの比重は0.8205


同じく20℃における比重は0.8145
〔。
ナトリウムのD線に対する、20℃における4-ヘプタノンの屈折率は1.4069


同じく22℃における屈折率は1.40732
〔。
には不溶だが、エタノールにはよく溶ける
〔。
この他、粘膜を刺激する性質を持つ
〔。
なお、酸化クロム(VI)があると4-ヘプタノンは酸化されて、プロピオン酸酪酸とに分解する
〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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