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イノシン酸(イノシンさん、inosinic acid)は、ヌクレオチド構造を持つ有機化合物の一種である。ヒポキサンチン(6-ヒドロキシプリン)と D-リボースとリン酸各1分子ずつで構成されたリボヌクレオチドで、イノシン 5'-リン酸、イノシン 5'-モノリン酸、イノシン一リン酸などとも呼ばれ、IMP と略記される。主に肉類の中に存在する天然化合物である。 呈味性ヌクレオチドの1つであり、日本では鰹節に含まれるうま味成分のひとつとして語られることが多い。 致死量はLD50=14.4g/kgである。 == 生合成と反応 == === 生合成 === イノシン酸は、リボース5-リン酸から出発してプリンヌクレオチド(アデノシン一リン酸 (AMP)、グアノシン一リン酸 (GMP))へ至るプリンヌクレオチド生合成において、分岐点にあたる中間体である。イノシン酸から、AMP へ至る経路と GMP へ至る経路が分かれている。 また、アデノシン一リン酸を分解して尿酸とする経路の中では、アデノシン一リン酸に脱アミノ酵素(デアミナーゼ)が作用してイノシン酸が生じる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イノシン酸」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Inosinic acid 」があります。 スポンサード リンク
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