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50時間マラソンジョッキー(ごじゅうじかんマラソンジョッキー)は、1971年1月に、当時ニッポン放送アナウンサーだった糸居五郎が放送した番組。 == 概要 == 自身の50歳の誕生日に、ニッポン放送本社の第4スタジオから生放送〔上野修・著『ミスター・ラジオが通る』(実業之日本社、1986年)p.72-74〕。50時間で809曲のレコードを一人でかけた。50時間の間、曲とCMが流れている時間以外は一人でしゃべり続けなければならないため、トイレに入っている間もヘッドセットを装着したまましゃべり続けるという過酷な挑戦であった〔『ラジオパラダイス』(三才ブックス)1989年8月号 16ページ(特集『ニッポン放送35周年グラフィティ』)にて、トイレで小用を足しながらしゃべり続ける糸居の写真が掲載されたことがある〕。 このチャレンジを実施するに当たり『長時間チャレンジ憲法』というものが定められ、これは「人間の能力と体力と孤独の限界を極め、人間性回復のための宣言」とされた。この“憲法”においては、 *チャレンジ開始と終了の時に於いて、必ず医師による検査と計量を行う。 *チャレンジ途中でドクターストップが宣告された時には、直ちに中止する。 *曲は原則として一曲の演奏時間が3分程度のもの、長くても5分以内のものをかけることとする。 *曲は一曲一回だけかけるものとし、同じ曲を繰り返しかけてはならない。 *曲間のフリートークについては、同じ話題は繰り返さず行うこと。 *食事やトイレなどの生理的現象は曲がかかっている間に済ます。生理的現象に於いて我慢出来なくなった場合でも、トイレにマイクを持ち込んででも放送を続けるものとする。 *ビタミン剤や嗜好物を摂るのは構わないが、興奮剤やこれに類似するものの使用は禁止。(結局、吸ったたばこの本数は180本に及んだ〔朝日新聞 1971年1月20日夕刊7面の記事より。〕) *このチャレンジに際しては第三者が必ず立会い、目標の完遂の確認などを行う。 などの規則が定められた〔糸居五郎・著『電波塔に乗ったキングコング』(ルック社)181~204ページ『ハッスル・ゴロー 59時間DJに成功!』より。〕。 合わせて、50時間の間で何曲がかかるかその曲数をリスナーに予想してもらう『マラソンジョッキー・クイズ』が行われ〔読売新聞 1971年1月17日朝刊ラテ欄より。〕、この企画には13,604件の応募があったが、その中で的中者はわずか1人だった。なお、糸居がしゃべった時間も合わせて約20時間に及んだ〔。 なお、このチャレンジに先立ち、1970年12月30日に同じ50時間、不眠不休によるリハーサルが行われ、番組の流れや、体が持つかどうか、体調の確認などを行った〔糸居五郎・著『僕のDJグラフィティ』(第三文明社)13ページより。〕。 総プロデューサーは当時の制作部長の田中秀男、ディレクター兼レポーターは上野修が務めた〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「50時間マラソンジョッキー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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