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エコーI型原子力潜水艦()は、ソビエト連邦海軍・ロシア海軍が運用していた巡航ミサイル潜水艦の艦級に対して付与されたNATOコードネーム。5隻が建造された。ソ連海軍での正式名は659型潜水艦()であった。 対地巡航ミサイルを主兵装とするソ連海軍唯一の巡航ミサイル原潜(SSGN)であったが、戦略攻撃任務が潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)搭載艦へとその比重を移し、また巡航ミサイルの主任務が対艦攻撃に移行したことから、のちには核魚雷を主兵装とする攻撃原潜(SSN)として、659T型に改装された。 == 来歴 == 第2次世界大戦終結後の連合国によるドイツ占領期、ソ連はドイツから多くの技術を導入したが、その中にはV-1、Hs 293などの巡航ミサイル技術も含まれていた。ソ連では、戦中の1944年より、V-1をモデルとして、チェロメイ設計官によって巡航ミサイルの開発に着手していたが、ドイツからの技術導入によってこの研究はさらに進展した。そして1953年のRDS-6で水素爆弾保有に成功すると、弾道ミサイルよりも開発が進んでいて、軽量かつ安価な巡航ミサイルは、ソ連海軍にとって「絶対兵器」として捉えられるようになっていった。しかし当時の巡航ミサイルはまだ射程が短く、射点を目標の近くまで進出させる必要があったことから、隠密性の高い潜水艦は、ほぼ唯一のプラットフォームであった〔。 1956年8月26日、ソビエト連邦政府は「巡航ミサイル原潜の設計・建造」に関する極秘命令を発し、ソ連三大潜水艦設計局の一角であるルービン設計局(OKB-18)に対して、新型のP-5巡航ミサイルを搭載する原子力潜水艦の開発を依頼した。これによって開発されたのが本型である〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エコー1型原子力潜水艦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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