|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 式 : [しき] 1. (n,n-suf) (1) equation 2. formula 3. expression 4. (2) ceremony 5. (3) style ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana) ・ ラン : [らん] 【名詞】 1. (1) run 2. (2) LAN (local area network) 3. (P), (n) (1) run/(2) LAN (local area network)
M/50 375mm対潜ロケット砲は、スウェーデンのボフォース社の開発した375mm 4連装対潜迫撃砲。対潜爆雷を投射するロケット砲である。海上自衛隊においても、71式ボフォースロケットランチャーとして制式化されていた〔自衛隊装備年鑑 2006-2007 朝雲新聞社 P340 ISBN 4-7509-1027-9〕〔兵装,高須廣一,海上自衛隊護衛艦史 世界の艦船2000年7月号増刊,P188-195,海人社〕〔71式ロケットランチャー,梅野和夫,『丸スペシャル』 No76 水雷兵器,潮書房,P10-13,1983年〕。 == 概要 == M/50 375mm対潜ロケット砲は、1948年ごろより開発開始された対潜迫撃砲である。ここから投射されるロケット爆雷としては、弾頭重量と射程に応じて4つのバリエーションが開発された。いすれも胴体直径は375mm〔。 # エリカ(Erika):重量 107kg、射程 655-1,635m # フローラ(Flora):重量 230kg、射程 1,400-2,230m # ミミ(Mimmi):重量 100kg、射程 370-875m # ネリ(Nelli):重量 80kg、射程 1,580-3,625m また、発射機としては、4連装のM/50型が通常用いられ、口径375mm、長さ約3,600mmの発射筒4本を山なりにまとめている〔。その他、軽量の2連装型、そして、フランスのクルゾー・ロワール社が独自に開発した6連装型がある。いずれも遠隔操作で旋回・俯仰・発射でき〔、甲板下から12回の再装填が可能である。装填時は、仰角を90度と垂直にし、筒後端より装填する〔。M/50型発射機は、1954年-1955年にかけて試験を受け、1956年より運用を開始した。また、もっとも長射程のロケット爆雷であるネリ型は1972年に試験を受け、1974年より生産を開始した。 弾体は、後部に安定翼を付けた形状をしており、固体燃料ロケットとして飛翔する〔。無誘導ロケットであり、発射機の仰角により、飛翔距離を調節する〔。 ボフォース375mm対潜ロケットランチャーは、信頼性・性能に優れた対潜前投兵器として各国で運用されたが、Mk 32 短魚雷発射管やアスロック対潜ミサイルなど、誘導式の対潜短魚雷を投射する対潜兵器が普及するにしたがって、無誘導の対潜ロケット弾は旧式と見なされるようになり、現在、徐々に退役が進められている。 しかし、1980年代後半より対魚雷防御兵器として着目されるようになったほか、冷戦終結後の非対称戦争においては、誘導魚雷の使用が困難な浅海域での対潜兵器として再評価されるようになり、1992年にはSAAB社が誘導ロケット弾を発表し、また、改良された軽量発射機の開発も行なわれている。 File:Mortar Limbo anti kapal selam akan digantikan dengan sistem torpedo.jpg|軽量の2連装型。 カスツーリ級フリゲート File:HMS Smaland, anti-submarine weapons.JPG|4連装型と使用弾薬。 ハッランド級駆逐艦『スモーランド』 File:Bayonne-Escorteur rapide Le Gascon-196707.jpg|フランス製の6連装型。 ル・ノルマン級フリゲート「F767 ル・ガスコン」 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「M/50 375mm対潜ロケット砲」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|