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7インチアームストロング砲(the Armstrong RBL 7 inch gun)または110ポンドアームストロング砲(the Armstrong RBL 110-pounder gun)〔は、ウィリアム・アームストロングによる革新的な後装式施条重砲である。 ==概要== アームストロングの螺旋式尾栓機構は、砲弾・薬嚢の挿入後、重量のある閉鎖ブロックを薬室の後ろの垂直スロットに挿入し、それを中空の螺旋尾栓を人力で回して薬室に押し付けて固定するものであった。閉鎖ブロック前部のメタルカップと螺旋尾栓による圧力が「閉鎖機能」を提供し、発射ガスが尾栓から漏れるのを防いだ。この閉鎖ブロックには点火口(vent)があり、そこに発火チューブを差し込んで点火するようになっているため、vent-pieceと呼ばれた。現在の後装方式では垂直鎖栓に相当する。 装填の際には、まずvent-pieceを持ち上げ、砲弾を中空螺旋尾栓を通して砲内に押しこみ、続いて同様にして薬室に薬嚢を押し込む。vent-pieceを下げ、螺旋尾栓を回して固定する。vent-pieceに点火チューブを上方から差し込み、それで装薬に点火し発砲する。 砲弾は薄い鉛でコーティングされており、その分砲弾径は砲の内腔径よりやや大きくなっている。大砲の施条溝がこれを噛むことによって、砲弾が回転することとなる。従来の前装滑腔砲に比べると、内腔と砲弾の隙間がないことにより、より少ない装薬量でも射程が伸び、砲弾の回転により砲撃精度を高めることができた。 薬嚢の前部には、ブリキのプレートで獣脂と亜麻仁油を挟み込んだ潤滑器が装着されていた。プレートの後ろには蜜蝋でコーティングしたフェルト束と厚紙があった。砲弾が発射されると潤滑器もその後を追うが、この際にプレートの隙間から潤滑油が搾り出され、フェルト束が砲弾から剥がれて内腔にこびりついた鉛を拭きとり、次弾の発射前に内腔が掃除されることになる〔Treatise on Ammunition 1877, pages 166-167〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「110ポンドアームストロング砲」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 RBL 7 inch Armstrong gun 」があります。 スポンサード リンク
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