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9mm機関けん銃(9ミリきかんけんじゅう)〔『9mm機関拳銃』 陸上自衛隊装備紹介 〕は、長野県の企業であるミネベア社が製造し、1999年に自衛隊が採用した9mm口径の短機関銃〔自衛隊の前身である警察予備隊では、サブマシンガンを「短機関銃」と呼称し、その後発足した自衛隊・防衛庁(当時)もこれを継承した。なお、「拳」の字は常用漢字ではなかったため、『武器等製造法施行規則』(昭和28年9月1日通商産業省令第43号) や、『法律第百十五号(平13・11・2)自衛隊法の一部を改正する法律』 においては、「機関けん銃」と表記されている〕である。防衛省は略称をM9、広報向けの愛称を一般公募から選ばれた「エムナイン」としている。 == 開発の経緯 == 当初9mm拳銃の更新用装備火器として主に9mm拳銃を装備している指揮官などの自衛用に開発され、配備が開始された。 配備計画は予定を変更し、空挺部隊、第12旅団、西部方面普通科連隊の指揮官への配備完了をもって陸上自衛隊による調達は終了しているが、航空自衛隊と海上自衛隊による調達は継続している〔防衛省『平成26年度調達予定品目(中央調達分)』(PDF)参照 〕。 配備計画には存在したが74式戦車、60式自走無反動砲などの乗員用の自衛火器である11.4mm短機関銃(M1・M3)は、結局のところ9mm機関けん銃には更新されず、そのまま使用され続け〔11.4mm短機関銃(トンプソン・サブマシンガン・M3サブマシンガン)更新用として、1960年代にニューナンブM66短機関銃が試作されたが採用されずに終わった。〕、更新用には折曲銃床式89式小銃が当てられることとなった〔月刊アームズ・マガジン ‐ 2003年12月号 p35〕。 9mm拳銃は前述のとおり9mm機関けん銃に全て更新されたわけではなく、9mm機関けん銃採用後も自衛用、近接戦闘用火器として使用されている。 一部書籍などで、PKO派遣に伴う部隊装備火器の問題を回避するために開発が始まったとする記述があるものの、実際には、前述の通り9mm拳銃や11.4mm短機関銃(M1・M3)を装備する指揮官・隊員の自衛火器の更新及び火力増強が主な目的であり、PKOに絡む問題は開発とは無関係である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「9mm機関けん銃」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Minebea PM-9 」があります。 スポンサード リンク
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