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『9条どうでしょう』(きゅうじょうどうでしょう)は、内田樹、小田嶋隆、平川克美、町山智浩が著した憲法論。 2006年3月25日、毎日新聞社より刊行された。装丁は天野昌樹。まえがきは内田樹が書いている。2012年10月10日、ちくま文庫として文庫化された。 2013年5月21日、著者4人によるトークイベント「ライブ! 9条どうでしょう」が文京シビックホールで行われた〔イベント詳細 | ライブ! 9条どうでしょう:内田樹・小田嶋隆・町山智浩・平川克美 | ラジオデイズ 〕。同イベントの模様は現在音声データとして販売されている〔ラジオデイズ,町山智浩,小田嶋隆,内田樹,平川克美 | ライブ!9条どうでしょう(全巻セット)| ラジオデイズ 〕。 == 内容 == ;内田樹 「憲法がこのままで何か問題でも?」 :内田は本書の発売告知をブログで行ったとき、次のように述べている。「憲法九条について、私は『あった方がいい』と思ってる。これはジュリアン・ジェインズ風に言うと『神々の訓戒』であるところの、私の『右脳』のご判断である」〔 :岸田秀の理論(近代日本は「外的自己」と「内的自己」という二つの人格分裂によって、江戸末期の開国に伴うトラウマ的体験を処理しようとしたという理論)と、岸田の考えをふまえて書かれた加藤典洋の『敗戦後論』(講談社、1997年8月)が援用されている。なお内田の憲法論は『「おじさん」的思考』(晶文社、2002年4月)でも述べられている。 ;町山智浩 「改憲したら僕と一緒に兵隊になろう」 :町山は編集者時代、『平成元年の右翼』(JICC出版局、1989年4月)、『裸の自衛隊!』(同社、1991年5月)などの本を作る。取材で習志野駐屯地に体験入隊したときのことや元フランス外人部隊員が主宰するサバイバル・スクールに入学したときのことなどが語られる。 :「僕は九条の改正に今、賛成はできない」と述べている〔本書、単行本、75頁。〕。 ;小田嶋隆 「三十六計、九条に如かず」 :「もしどうしても改正せずにおかないというなら、こういうのはどうだろう」と前置きしたあとで、小田嶋は修正した9条全文を書き記す。そしてこう説明する。「いや、末尾に(笑)を付け加えただけなんだが、これだけのことで、条文全体の印象がずっと柔軟になる」 ;平川克美 「普通の国の寂しい夢――理想と現実が交錯した二十年の意味」 :「『理想と現実が乖離しているじゃないか』と言ってみることにどのような遂行的な意味があるというのだろうか。理想と現実は乖離したまま、それを引き受けるというのが現実的な対応というものだ、とわたしには思える」と平川は言う〔本書、単行本、177頁。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「9条どうでしょう」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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