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A7V : ウィキペディア日本語版
A7V[えい7ぶい]

突撃戦車 A7V:Sturmpanzerwagen A7V)は第一次世界大戦末期の1918年に実戦投入されたドイツで最初の戦車である。膠着状態に陥った塹壕線を突破することを目的として開発された。
== 前史 ==
イギリスフランスと比肩する工業国であったドイツにおいて、初期の戦車にあたる兵器が最初に検討されたのは、オーストリア将校グンター・ブルスティン (Günther Burstyn) が1911年に提案した自走砲架モトーアゲシュッツ (Motorgeschütz) で、当時としては斬新な旋回式砲塔を持った装輪装軌併用式車両であった。ドイツ軍はこの兵器を検討調査したものの、パテントの問題から実現しなかった。このモトーアゲシュッツの実物大レプリカはウィーン軍事史博物館に収蔵されている。
その後、1913年にフリードリヒ・ゲーブレ (Friedrich Goeble) が陸上装甲巡洋艦 (Landpanzerkreuzer) の提案を行ったが、この車両には履帯が1基装着されていたものの操行機能はなく、計画は中止された。ゲーブレは再度、全長 35.75 m の車両を設計したが、これも採用されなかった。
イギリスが『陸上軍艦』の計画を進めていることは諜報活動によりドイツ側にも伝わっていたが、ドイツの装甲戦闘車両開発が進められることはなかった。1916年9月にMk.I戦車が戦場に登場すると、企業から戦時省へ様々な試作案が持ち込まれた。その中で、ブレーマー・マリエン・ヴァーゲン (Bremer Marien Wagen) が開発された。これはダイムラーの4 t トラックの後輪を履帯化した半装軌車で、1916年10月には前車輪も非駆動ながら装軌化され、1917年3月には装甲化も行われたが、テストの結果はかんばしいものではなかった。武装も搭載する計画があったが、装甲トラックの域を出るものではなく、戦闘車両としては採用されず、後に輸送車として使用された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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